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令和 4年 6月定例会(第3号 6月14日)

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  1. 勝山市議会 2022-06-14
    令和 4年 6月定例会(第3号 6月14日)


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    最終取得日: 2023-06-14
    令和 4年 6月定例会(第3号 6月14日)                   令和4年6月               勝山市議会定例会会議録第3号 令和4年6月14日(火曜日) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――                          令和4年6月14日(火曜日)午前10時開議 第 1 一般質問 第 2 議案第10号 勝山市過疎地域持続的発展計画の策定について 第 3 議案第 1号 令和4年度勝山市一般会計補正予算(第2号) 第 4 議案第 2号 令和4年度勝山市下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第 5 議案第 3号 令和4年度勝山市水道事業会計補正予算(第1号) 第 6 議案第 4号 損害賠償の額を定めることについて 第 7 議案第 5号 勝山市介護保険条例の一部改正について 第 8 議案第 6号 令和3年度勝山市一般会計補正予算(第8号)に関する専決処分            の承認を求めることについて 第 9 議案第 7号 令和4年度勝山市一般会計補正予算(第1号)に関する専決処分            の承認を求めることについて 第10 議案第 8号 令和3年度勝山市下水道事業特別会計補正予算(第4号)に関す            る専決処分の承認を求めることについて 第11 議案第 9号 勝山市税条例等の一部改正に関する専決処分の承認を求めること
               について 第12 請願陳情について(報告) 本日の会議に付した事件 第 1 一般質問 第 2 議案第1号から議案第10号 第 3 請願陳情について(報告) 出席議員(15名)       1番  松 本 聖司郎 君      2番  中 山 光 平 君       3番  安 岡 孝 一 君      4番  冨士根 信 子 君       5番  高 間 清 一 君      6番  久 保 幸 治 君       7番  竹 内 和 順 君      8番  吉 田 清 隆 君      10番  近 藤 栄 紀 君     11番  下 道 惠 子 君      12番  丸 山 忠 男 君     13番  松 山 信 裕 君      14番  帰 山 寿 憲 君     15番  乾   章 俊 君      16番  山 田 安 信 君 欠席議員( 1名)       9番  下 牧 一 郎 君 説明のため出席した者    市       長      水上 実喜夫君    副   市   長      小沢 英治 君    教育長            油谷  泉 君    政策幹(兼)危機管理幹    伊藤 寿康 君    福祉政策幹          西 美智子 君    技幹             木下 秀樹 君    会計管理者          櫻井 陽子 君    消防長            千京 修一 君    総務課長           三屋 晃二 君    未来創造課長         谷内 英之 君    財政課長           壺内 幹治 君    市民課長           天立 雅浩 君    福祉児童課長         黒瀬 しのぶ君    健康体育課          木船 栄士 君    商工文化課長         畑中 健徳 君    農林課長           鳥山 健一 君    建設課長           藤澤 和朝 君    営繕課長           木下 大史 君    上下水道課長         泉川 通子 君    監査委員事務局長       寶珍 伸一郎君    教育委員会事務局長      北川 昭彦 君    消防署長           有馬 雄二 君 事務局出席職員      局   長  竹 生 禎 昭      書   記  今 井 正 敏      書   記  櫻 井 光 雄                 午前10時00分開会 ○副議長(吉田清隆君) おはようございます。  これより本日の会議を開きます。             ――――――――・―――――――― ○副議長(吉田清隆君) 会議録署名議員は前回のとおりであります。             ――――――――・―――――――― ○副議長(吉田清隆君) この際、諸般の報告をいたします。  乾 章俊議員は、所用のため遅刻する旨の届出がありました。  下牧一郎議員は、所用のため欠席する旨の届出がありました。 ○副議長(吉田清隆君) 次に、市長から提出事件について、次の文書が参っております。           勝総発第665号           令和4年6月14日  勝山市議会議長  乾 章俊宛           勝山市長 水上実喜夫                 議案の追加送付について  開会中の勝山市議会6月定例会に提出するため、次の議案を追加送付します。  送付議案は、議案第10号の1件であります。  本件については、既にお手元に配付してありますので、朗読は省略いたします。  以上で諸般の報告を終わります。             ――――――――・―――――――― ○副議長(吉田清隆君) これより日程に入りまして、昨日に引き続き、日程第1、一般質問を行います。 ○副議長(吉田清隆君) まず、近藤栄紀議員の質問を許可いたします。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) おはようございます。市政会の近藤です。議長のお許しを得まして、通告書に従いまして4項目質問させていただきます。一問一答でお願いいたします。  まず1つ目、にこにこ地域づくり交付金事業についてお伺いいたします。  今年度、地域が主体となり地域振興や地域コミュニティ活動の活性化を図るため、総額2億5,250万円のにこにこ地域づくり基金を新たに創設しています。  1、この基金の目的は、にこにこ地域づくり交付金として市内10地区の特性を生かした取り組みを10年間かけて支援する。  2、交付金の使途は、地域が主体となったまちの活性化のために使用するもので、原則、自由に使用できる。ただし、社会通念上、適切でないと認める経費は除外となる。  3、基金の総額は2億5,250万円とし、各地区へ1,261万7,797円から5,978万3,960円を配付する。コミュニティセンターには、500万円別途加算する。  4、まちづくりの計画作成は4月の区長会で説明し、区長会等を中心に地域の方々が協議し、まちづくり会館職員地域担当職員とともに約半年をかけてまちづくり計画を作成する。  5、交付金に関しては、区長会で協議した計画書、申請書を提出し、補正予算として議会に諮り、交付する。  以上が、にこにこ地域づくり交付事業の概要です。  それでお尋ねいたします。  1つ目、交付金の使途について、原則自由に使用できるとありますが、具体的にどのような内容をいうのかお伺いします。  特に、勝山、村岡地区においてはどのように考えているか伺います。  範囲の再分割する必要があるのではないかと思いますが、あわせて伺います。  また、社会通念上適切でないと認める経費とはどのようなものを指すのか伺います。  2つ目、基金の各地域への配分方法について、配分方法、金額を見るとコミュニティセンター分1,000万円を除き、2億4,250万円を均等割、人口割それぞれ50パーセントずつ振り分けていますが、そもそもこの均等割を50パーセントにした根拠は何かを伺います。  これでは、人口の多い地区にとって不平等と感じますが見解を伺います。  3つ目、コミュニティセンター2ヶ所において500万円の加算がありますが、今後、他地域においてもコミュニティセンター化された場合は、500万円の加算はあるのか伺います。  4つ目、以前、10地区の特性を生かしました地域振興を図るため、地域住民が主体に取り組む活動に地域力向上事業補助金を交付しました。そのときは、地区内の問題があり、使途がはっきりせず、最終的に地区内で分配したところもあると聞いています。  今回はそのようにならないために、どのような対策を考えているのか、また地区内での分配も視野に入れているのかお伺いします。 ○副議長(吉田清隆君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) おはようございます。今ほどのにこにこ地域づくり交付金事業についてお答えをいたします。  本事業は、本年度からスタートした第6次勝山市総合計画の柱の1つ「地域の未来を創る」この実現に向けた事業として、市内10地区において計画期間であります10年間にわたり、地域が主体となったまちの活性化を目指す事業に要する経費を交付するものでございます。  公民館を廃止し、小規模多機能自治の場を目指して再出発したまちづくり会館を拠点に、地区区長会が作成する計画に基づいた事業に交付金を宛てることができるとしています。  例をあげますと、まちづくりのための研修、出張、そして小規模多機能自治への先進地の視察ですとか情報発信のためのデジタル機器の購入なども可能と考えております。また、場合によっては地域のまちづくり活性化のための夏まつりの花火、こういったものなども使途としては考えられるかなというふうに御説明をしています。
     また、地区によってはハード整備の地元負担などに充てることも考えています。  しかしながら、市民、地域の方々から不信感を持たれるような使い方、例えば、特定の政治団体や宗教団体への支援、あるいは地域の活性化事業とは全く関係のない物品の購入、こういった交付金の使途として適切でないと思われることには使用できないとしています。  実際には、個々相談をしていただく必要も出てくるかなと思います。  勝山地区、村岡地区の一部は人口規模が大きいので、公民館時代から他の公民館との間でいろいろ課題がありました。私自身も本当に若いときですけど2年間、村岡公民館で勤務したときに、なかなか他の地区の方々と学級の運営なども、例えば、人の把握などについても話が一致しなくて、なるほどなと思ってた時代がありました。  現在でも他の地区とは違う苦労もあるのかなと。  逆に人を集めることができるというふうなメリットもありますが、いずれにしましても、昭和29年9月1日に対等合併した9町村に猪野瀬地区を加えた10地区につきましては、その後60数年間の社会情勢の変化の中で、相当数にこの規模に差がついてしまいましたが、現時点におきましても勝山市を分割して考えたときには、もっとも重要な基盤として皆さんが認識しているというふうに考えております。  従いまして、市の方から勝山地区、村岡地区大きいので、どうか分割してくださいというような話を私どもの方からストレートに投げかけることはなかなか難しいと思っています。もちろん、いろんな相談があれば、真摯に対応していきたいと思いますが、これにつきましては、市の方が主体的に分割を指導するようなことはできないと、こういった成り立ちから考えてできないと思っています。  次に、にこにこ地域づくり基金の各地区、いわゆる集落とか小さい区のことを言っているんだと思いますが、すみません、まず10地区への配分の根拠についてお答えをいたします。  今回、均等割50パーセント、人口割50パーセント、こういったことで配分しました。  当然ですけど、最後50、50に落ち着く前には、30、70、あるいは70、30、いくつもシミュレーションをしながら、1地区への配分がどうなるのか、どれが1番ベストなのか、正直、いろいろ考えました。  従いまして、その結果として私ども今50、50を選択して、市議会にもそういった御説明で予算をつけていただいたんですが、これはなかなか判断の難しいところであったのは事実です。  しかしながら、先ほど申し上げましたように、人口の過多にかかわらず10の地区は今日の勝山市を形成する10のアイデンティティーとして、あるいはそこから出た方についても心の寄りどころとなっています。  また、各地区には区長会があり、それぞれの基礎的な地域活動があり、私どもそれをイコールとして扱っているのが勝山市の現状です。  そういった中で、今後10年間の地域活動のために必要な金額として、今回は均等割、人口割それぞれ50パーセントで配分をさせていただきました。  今後、新たにまちづくり会館指定管理施設としてコミュニティセンター化された場合につきましては、北谷地区、野向地区と同様に10年分として500万円、逆に言いますと1年度当たりでいうと50万円、例えば、最終年度にコミュニティセンター化したときには、そういう意味では50万円、残り5年であれば250万円、そういうふうな考え方をしています。基本的には1年間50万円というふうな配分でございますので、500万円をすとんといつでもというふうには考えていませんが、加算は当然必要だと思っています。  次に、平成24年度から実施してまいりました地域力向上事業補助金と、今回のにこにこ地域づくり交付金事業についてどうなのかといった御質問にお答えをいたします。  地域力向上事業補助金は、平成24年度から令和3年度まで10年間、地区の特性を生かした個性ある地域振興に図るため、地域住民が一体となって主体的に取り組む活動に要する経費、こういった制度でした。  今回のとどう違うのか。  今回は、補助金ではなく交付金という形をとったために、これまでよりも使いやすく、事務手続きの簡素化、ここはかなり努力をしました。  さらに、今回、各地区に課長級の職員1人、それから若手職員1人、計2名を地区を担当する地域担当職員として導入してます。  それから、そもそもなんですが、これまでの社会教育施設として公民館の職員さんがいるところで、まちづくりまちづくり協議会が進めるという形ではなく、本年度からはまちづくり会館職員そのものまちづくりを目的とした市の職員です。ですから、区長会を中心にしながら、しっかりとした行政のサポート体制まちづくりサポート体制地域担当職員も含めてしっかりとフォローアップをしたいと思っています。  それから、過去にもありました、地区内でのお金をどうしても使い勝手が、おそらく大きい地区などもそういった判断せざるを得ない可能性は否定できません。  従いまして、地区内での分配を否定はしません。  しかしながら、区長会を中心にまちづくり会館コミュニティセンターの職員、いわゆるまちづくりをするための職員と地域担当の職員が一体となってサポートをする。これまでのように公民館の職員が、ある意味手助けをするというよりも、まちづくり会館職員そのものがこれを仕事として区長さん方と一緒につくりあげていく必要があると思っていますので、そういった支援体制の交付金の有意義な使用使途を検討し、各地域の課題解決や活力向上につながるような取り組みを期待しているところです。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) ありがとうございました。  今、市長のお話、まあ招集挨拶等でも話をお聞きしましたが、前回と違うというのはよくわかります。  それで、今ほど話しありました、まちづくり会館の職員、あと市の担当、課長級と一般職2人が常にフォローアップしているということでお伺いしましたが、それはそれでいいと思います。  それで、当然、市から派遣されているので主管、これ総務ですが、そこでもきちっとフォローを入れていただいて、全体の、共有していただくということをきちっとしていただかなあかんかなというふうに。当然、思っておられると思いますが。  そこで、ちょっと今、市長の答弁の中で、余ったときの話、今の話やと、ちょっとありきの話かなっていうふうに思うんですね。  それで、ちょっとお聞きしたいのは、例えば、予算が足らなくて、まだ補助してほしいという地区があるとします。逆に、余っている地区もあるとしますけど、そういった場合は、そちらへ融通ができるのかできないのか、それをちょっとお聞きます。 ○副議長(吉田清隆君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) 今の再質問にお答えをいたします。  私、その余ったというふうな感覚を持ってたわけではなく、計画的に配分をするというんですかね、元々がまちづくり計画というのがベースになりますので、本当に一例ですが、全体で1,000万円あるんですけど、500万は各地区のこういった活動のためにあらかじめそれぞれ計画を出して、じゃあ野津又はこんなことを、龍谷はこんなことをということで配分をして、残り500万円を野向全体で使うとか、そういうふうな思いで地区の配分というの考えてました。最後、余ったから配分して終わろうとかそういうイメージではなかったんで、そこはちょっと申し上げておきたいかなと思います。  それから、もう1点、何でしたっけ。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) 私は、割り当てが例えば、北郷で1,000万円ありますと、このうち700万はいろいろ使いましたと、300万どうしようと、それで無理に使うんであれば余ったという話なんですけど、それを足らない地区、例えば荒土が本来なら1,200万ですけど1,500万ほどかかりそうやという場合は、それは融通できるんですかって話。 ○副議長(吉田清隆君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) それは、基本的には地区ごとできちっと使っていただきたい、で、北郷で余って、私はそう言ったことはないと思ってます。  というのは、ハード事業にも使っていただければってことなので、やはり10年間、計画的に使っていただきたいんですが、どうしても300万余ったときには、それは10年終わったときに11年以降引っ張ることなく、一旦、お返しをいただく。  そして、荒土で足りなければ、それはもう次に回す、もしくは他の事業を組み合わせながら何とか地域づくりをつくる、そういったことでこの2億5,250万をみんなで融通しながらっていうのは、1つの考えではあるんですが、各地区の区長会が中心になってそれをあの使っていくという思いの中では、やはりなかなか今の状況で地域間融通っていうのは、あまり意味がないのかなと思ってます。  そういう意味では、じゃあお返しいただくということでお願いします。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) 今の市長の話でよくわかりました。  要は、使い切るとなると、本当に必要でないのになんか使わなあかんでなんかしよって、こういう話になるんではまずいなと。  今回は、先ほど言いました市から担当職員がいってますんで、そういうことはないと思いますが、ただもう一つ気になるのが、やっぱり、区長会が中心になっていきますから、区長会というのは毎年、もしくは2年にコロコロ変わってくんですね。  で、地域力向上のときも区長が年度またがって代わったら反対したっていう話なんかも聞きましたんで、そういったとこも市の担当職員、また会館職員がきちっとやってほしいなというふうに思います。  次に、18歳で社会人としてがんばっている若者の支援についてお伺いします。  6月補正予算案では、新型コロナウイルス感染拡大、物価高騰などの影響を受けた経済・地域振興対策としてかつやまっ子元気応援臨時給付金、18歳以下の子供一人当たり6万円を保護者に給付。学生応援臨時特別給付金、大学生などに一人当たり6万円を給付、さらに地域交通対策事業原油価格高騰対策事業等々さまざまな市民の生活支援策を盛り込んでいます。  そんな中、高校を卒業し、地元勝山、市外、県外で就職した若者への支援も必要であると思います。  企業もこの2年間、新型コロナウイルス感染拡大の中、事業活動の縮小、残業制限や人員削減等による雇用調整を行っています。  雇用調整助成金などの制度はありますが、あくまでも一部の補填であり、事業主に対して給付するものであるため、どの程度補填されているかわかりません。  派遣社員やアルバイトではさらに悪い状況だと思います。  この若者たちも新型コロナウイルス感染拡大、物価高騰の影響を受けているのは同じです。  この若者たちと大学生と同様に、勝山市民として支援を受ける権利があるのではないかと思います。見解を伺います。 ○副議長(吉田清隆君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) 18歳で社会人としてがんばっている若者への支援についてお答えいたします。  勝山市は、国庫交付金等を活用いたしまして、コロナ禍への対応としてさまざまな施策を実施しておりますが、その施策の一つとして、収入の激減した学生等を対象に給付金等を支給してまいりました。  最初は令和2年度に、国が実施いたしました国民一律一人10万円の特別定額給付金支給に先駆けて、市独自の支援策であります、かつやまっ子元気応援臨時給付金として6万円を中学生までのお子様のいる御家庭に給付させていただきました。  その際、議員の皆様からは、高校生も大学生も勝山市民だと、勝山の大事な子供たちであるということから、中学生までというのはちょっと不公平といいますか不十分であるという御指摘をいただきました。  これにおきまして、コロナ禍における学生支援の観点というところから、同じ年度の中で高校生・大学生に対しましてアルバイトの収入の減少などを受けまして、その年限りではありますが、一部返還免除を付けました、勝山市育英資金特別奨学金というものを創設させていただきました。  令和3年度におきましては、国が子育て世帯臨時特別給付金を満18歳以下の子供としまして高校生までに10万円を支給したことにあわせまして、こちらも市独自で学生応援臨時特別給付金として大学生等に10万円を支給させていただいたところです。  今年度におきましては、コロナ禍において同時進行しております原油価格、物価高騰に直面する収入のない方々に対する市独自の支援策の一つといたしまして、令和2年度に実施しました、かつやまっ子元気応援臨時給付金の対象を満18歳以下の子供がいる子育て世代まで拡大しまして、例えば、給食費等いろんなものへの補填という形で使っていただけるよう、それを視野に入れまして6万円を支援します。  また、新型コロナウイルスの影響でアルバイト等の減収や実家の方の負担がどうしても増えてしまうと想定されます18歳以上の大学生等の学業継続を支援するという形で、学生応援臨時特別給付金として、同じく6万円を今回、支給させていただきたいと考えているところでございます。  議員御提案のとおり、原油価格、物価高騰につきましては、学生等に限らず、全ての方の影響があることは重々承知しておりますが、18歳の方も含めまして若い方で社会人としてがんばっている方は、学生とはちょっと違い、ある程度経済的自立ができているものというふうな判断をさせていただきまして、かつやまっ子元気応援臨時給付金及び学生応援臨時特別給付金では、あくまで満18歳以下のお子様を持つ世帯であったり、大学生等を対象にして、その辺りを集中して支援していきたいというふうに考えております。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) 学生に対して質問したからかもしれませんが、まさか教育委員会の局長が答弁するとが思いませんでした。  学生応援臨時特別給付金ですか、これを云々いうつもりはないんです。これはこれでいいことだと。  ただ、ちょっと思うのは、最初の6万円と奨学金6万円ですか、このときは議員も全員賛成していました。  そのあと、今、10万円ですか、で、今回6万円と。  もうそろそろ、いいんでないかなっていうふうな思いはあります。  そういったことで、こういうことがまだ、18歳以下の交付金に沿って、また学生のという話であれば、ちょっとおかしいんでないかなというふうな、正直な思いです。  まだまだコロナウイルス感染がどうなるかちょっとわからない状態ですが、今後そういう話も出てくれば、また今ほどの他の勝山市の社会人も同じ土台に乗せてほしいなということだけ、しときます。  次に、観光看板と標識についてお伺いします。  ちょっと細かいで、わかりづらいかもしれませんけど、地図、コピーしてきたんで。  北陸新幹線が2024年金沢敦賀間開業、中部縦貫自動車道が2026年に県内全線開通の予定です。  それにあわせて、県立恐竜博物館の増設、星野リゾートの誘致、道の駅「恐竜渓谷かつやま」の整備等、観光誘客の準備を進めているところだと思います。  また、新規事業として中部縦貫自動車道勝山インター沿いに恐竜ランドマーク設置が計画されています。これも今後、勝山の新しい名物となってくるでしょう。  勝山市内に入るには、勝山インター、福井丸岡方面から国道416号、石川方面からは国道157号、大野方面からも国道157号、これらが主要な道路になりますが、恐竜のまち勝山らしさがありません。  色あせた観光看板、統一感のない看板、錆が混じった標識。  例えば、看板で言いますと、北郷の坂東島、県道17号勝丸線ですが、あそこの看板にしても杉の木の下にあって、見えるか見えないか、そのところで止まってみんと何書いたるんかわからんと、こういった看板です。  また、荒土の松田、それと平泉寺の大渡、ここにももう色あせた看板が立っています。  ああいったものを見てみると、なんかさびれた陰気くさい田舎町だなっという雰囲気があります。  これら総点検して、見直す必要があると思いますが、市の見解をお伺いします。  観光の看板なんかは、今あるようなものだったら、あっさりとっぱらってしまって、恐竜のまち勝山らしさを出すために、国道沿いや町なかなど、要所に恐竜モニュメントの設置を検討すべきではないかと考えます。  毎年数体ずつ設置し、恐竜のまち勝山らしさをもっとアピールしてはどうかと思いますが、市の見解を伺います。 ○副議長(吉田清隆君) 畑中商工文化課長。              (商工文化課長 畑中健徳君 登壇) ○商工文化課長(畑中健徳君) 観光看板と標識についてお答えをいたします。  市が管理いたします観光案内看板のうち、北谷町谷、平泉寺町大渡、北郷町上森川の3ヶ所につきましては、「恐竜王国勝山」といったロゴや看板全体の仕様が同じものとなっており、統一感を出すとともに恐竜のまち勝山のPRに一役買っていると認識をしております。  その他の看板につきましては、御指摘がありましたとおり、設置時期、設置目的が異なるケースや市が設置したものではない看板があるため、全体的に統一感に欠けている状況となっております。  これらを含めまして、市が管理する全ての観光案内看板につきましては、定期的に点検を行い、必要に応じて補修を行い、維持管理に努めているところでございます。  また、観光客の動線の変化やカーナビゲーションの発達やスマートフォンの案内アプリの普及に伴い、観光案内看板の必要性そのものの見直しが必要になっていることから、今後、老朽化した看板とともに撤去も含め、検討してまいりたいと考えております。
     次に、恐竜モニュメントにつきましては、市内の主要道路沿いや各交差点に10ヶ所以上設置され、観光で勝山を訪れた方の写真スポットとなっているほか、かつやま恐竜の森には子供たちが触れて楽しむことができる恐竜が数多く設置されております。  今年度につきましては、御紹介ありましたとおり、中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ付近に、恐竜のまちにやってきた、ここが恐竜のまちなんやなっていうような感じで、一目でわかってもらうために、新たな恐竜ランドマークの設置を予定しており、北陸自動車道を経由して訪れる観光客に対するPR効果を高めてまいりたいと考えております。  また、令和8年の中部縦貫自動車道県内全通に伴い、中京圏から観光客が増大することが見込まれてますので、大野インターチェンジ側から来られた場合に視認可能な恐竜ランドマーク、もしくはモニュメント等の設置について今後、研究してまいりたいと思います。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) ランドマークについては、ちょっと聞こうかなと思ったんですけど、お答えくださったんで。  それから、今回、なんでこういう話出してきたかっていうと、ちょっと県外の人が迷子になられてて、それがハッピーの辺あたりでうろうろしてたっていうのがあって、平泉寺行きたいんですけど、どうやって行けばいいんかっていうことをちょっと聞かれたんです。  県立恐竜博物館でも平泉寺でもそうですけど、市街地から行こうと思うと、ほとんど標識も何もないんですね。  で、ちょっとこれ地図、こちら側が大野方面、こちら側が北郷方面になります。これが市役所なんですね。ほんで、この辺が勝山市の中心街。で、緑色、これが主要の市街地から、これ県道17号勝丸線が416、これ東縦貫が157号線ってなります。  ここから、この辺から行こうと思うと、県道へ出ても何も印がない、国道へ出ても何も標識がないっていう状況なんです。  実際、私が見る限りでないってことで、ひょっとするとあるんかもしれませんけど。  そして、よく私、除雪なんかでも話する勝山の主要道路、県道、国道へ出る道路、この4つなんですが、1つもないんですよ、平泉寺行くのも。  それで、たまたまですけど、大野方面から勝丸線を行って、ここ、郡のファミリーマートなんです。ここの標識に東縦貫って書いてあるんですね、右曲がると。これ、まっすぐ行ったら恐竜博物館なんです。東縦貫、皆さん知ってます。知らないでしょ。そんな標識が出ていて、肝心の恐竜博物館というのがないんです。  それと、この国道を走っててもそうなんですけど、ずっとありません。ただ、郡の徳兵衛ですか、ここ間近来ると、ぽっと標識が出るんですね。うっかり、車線変更していないと行ってしまうようになるんです。また、バックしてこなあかん。  こういう状況を見ると、なんかやっぱり旅行者に対して不親切やなと、そういうふうに思いました。  さっき畑中課長も言われましたが、カーナビとかスマホとかあるんですけど、カーナビも見たらやっぱり75パーセントですと、あと25パーセントはついてないんですよ。  それと、スマホなんかで調べても、私ら年寄り、65歳以上の高齢者は使い慣れしてないもので、まあ私は使えますよ、そういったとこを今後もうちょっと考えていただければと思うんですが、その辺ちょっと答弁お願いします。 ○副議長(吉田清隆君) 畑中商工文化課長。              (商工文化課長 畑中健徳君 登壇) ○商工文化課長(畑中健徳君) どうもありがとうございます。  議員からありました恐竜博物館、平泉寺も市の大事な観光施設、見所の一つでございますので、私も一回、車で走りまして、どういう感じに見えるかっていうのも調査しながら研究したいと思います。  また、縦の環状線、東環状線等につきましては、当地に来て、当地の人も知らないような地名であったり道路名であるというのは、観光地としてはいかがなものかと私も個人的に思いますので、そちらにつきましても国道や県道の管理してます機関であったり、庁内であれば建設課といろいろ協議をしていくほか、アプリ等も最近は出てますので、それらについてもうまい誘導ができないかっていうことを一度検討したいと思います。  どちらにしましても、観光客に優しいまちを目指して頑張りますので、どうかよろしくお願いします。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) よろしくお願いします。  今、盛んに外国人の観光客の受け入れが10日から始まったと。実際は、ビザ等で7月以降かなと思いますが、それに加えて国内も県民割、これがブロック割から7月には全国どこでも使えるようになるんではないかなっていうふうな状況にあります。  来られる人、ツアーだとかマイカーだとかJRで来て、あとえちてつ乗って歩いてくるという人もいると思います。今すぐっていうことは当然無理ですが、今後そこをよく調査して、よろしくお願いしたいなというふうに思います。  最後に、新型コロナワクチン接種についてお伺いします。  この件に関しては、招集挨拶で市長、大体しゃべってまいなったんで、あまり聞くことないんかもしれんのですけど、一応質問させていただきますのでよろしくお願いします。  毎月発行している広報かつやまにおいて、新型コロナワクチン接種に関するお知らせが掲載されていますが、3回目接種率が5月は4月に比べて1,800人増え、63.1パーセントとなっています。  これは、6月3日現在、先週、私の家に来たんですが、実際76.3パーセントまで増えてる。先月から比べると1,650人増えていると。案外、勝山の人は真面目なんで、結構行くんだなっていうのは実感してるんですが、実際、4回目が始まるわけなんですが、この3回接種、1回目、2回目と比べてどのような状況となっているのかお伺いします。  おそらくモデルナ製ワクチンの増加、また第6波での重症化率の低下と感染者の軽症、無症状が原因で、ワクチン接種を敬遠しているため、接種率の伸びは鈍感ではないのでしょうか。これ、ちょっと今、思いが違うんですけど。  6月5日の福井新聞に、都道府県県庁所在地と政令指定都市の計52市区を対象にモデルナ製の状況を確認すると、27市区で不人気を背景に有効期限を迎え、約73万回分を廃棄したとのことでした。この中に、福井市においても5,955回分を廃棄したとのことでした。  当市においてはどのような状況であるのかお伺いします。  米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発した新型コロナワクチンの接種が、今月4日に県内で初めて県集団接種会場で行われました。  そこで、それまでのワクチンより副作用やアレルギーが少ないとされ、初日の予約枠は既に埋まり、10から90代の80人が接種を受けたそうです。  国内で使える4種類目のコロナワクチンで、これまでの3種類とは仕組みが異なり、武田薬品工業が国内で製造しています。国産ということです。  副作用やアレルギーの少ない国産ワクチンと聞けば、ワクチン接種に抵抗のある人も前向きに考えるのではないでしょうか。  この80人の中には、1回目を打ったという人もいたそうです。  当市でも早急に検討できないかお伺いいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) 新型コロナワクチン接種についてお答えします。  勝山市の3回目の接種状況につきましては、今ほど近藤議員からもございましたが、6月広報におきましてお知らせをさせていただいております。  6月3日時点で76.3パーセント、同じく1回目接種率につきましては88パーセント、2回目接種率は87.6パーセントとなっておりまして、1回目、2回目、3回目とも5月広報でお知らせした5月7日時点より接種率が伸びております。  国や自治体、医療機関等による広報の効果や4月に1回、5月に2回の集団接種を勝山市体育館ジオアリーナで行ったことが挙げられます。  また、市民の方が接種しやすいように4月以降の3回の集団接種では、事前予約なしでの接種を可能とし、そのうち1回は初めての夜間接種を実施いたしました。  全国では、モデルナ社製を中心にワクチンの有効期限が切れ、廃棄する自治体があるとお聞きしますが、勝山市ではこれまでワクチンの廃棄を行ったことはございません。  この理由といたしまして、ファイザー社製ワクチンとモデルナ社製ワクチンはどちらも同じメッセンジャーRNAとして交互接種が可能なことを早期に市民の皆様に告知させていただいたことが功を奏したものと思われます。  新たに国から承認されました武田社ワクチンのノババックスは、ファイザー社及びモデルナ社ワクチンのメッセンジャーRNAワクチンとは仕組みが異なり、B型肝炎を初めほかのワクチンで幅広く使用されている技術により製造されたワクチンであり、副反応が弱いとの報道もあり、これまで接種を控えていた方の接種が期待できます。  ノババックスは、18歳以上の方の1回目から3回目接種までが可能となりますので、勝山市でも7月以降のできるだけ早い時期にノババックス接種の実施へ向け、現在、勝山市医師会と協議を進めているところでございます。 ○副議長(吉田清隆君) 近藤議員。              (10番 近藤栄紀君 質問席登壇) ○10番(近藤栄紀君) 今日、新聞を見てまして、やっぱり福井県内でもまだ150人前後が感染しているということで、勝山市においてはここ6日連続だと思うんですけどゼロとなっていますが、県は新規感染者数が高どまりしているということで、感染拡大注意報は7月10日まで延長するということでした。  今後、アフターコロナを見据えた対策を進めるためにも、早期3回目、また4回目の推進、PR等をよろしくお願いしたいなというふうに思います。  これで私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(吉田清隆君) 次に、松山信裕議員の質問を許可いたします。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) おはようございます。新風会・公明の松山でございます。議長よりお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  6月に入り、今年も蛍の季節になりました。勝山市の蛍の時期は、第2、第3週です。夜になると、すこやか前の浄土寺川には、家族連れの多くの方が蛍を見に来ています。  このように中心市街地を流れる川でたくさんの蛍が見られるところは、なかなかありません。  改めて、この蛍が飛び交う環境をみんなで守り、次世代につなげていかなければならないと思います。  それでは、私のまちづくりの3つのテーマ、住みやすいまち、市民がつくるまち、誇れる勝山ブランドから、勝山市地方創生総合戦略について、シティプロモーションについて、関係人口について、フィルムコミッションについて、計4つの質問をさせていただきたいと思います。  それでは、第2期の地方創生総合戦略についてお聞きをいたします。  2014年12月27日に日本の人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方向を提示する、まち・ひと・しごと創生長期ビジョンとこれを実現するための今後5年間の目標や施策、基本的な方向を提示するまち・ひと・しごと創生総合戦略が取りまとめられました。  地方自治体においても、平成27年度を初年度とする5ヶ年計画で、地方版の人口ビジョンと総合戦略の計画づくりが求められ、勝山市におきましても勝山市地方創生総合戦略が策定されました。  4つの重点戦略では、5つの基本戦略に基づき人口減少対策及び地方創生に取り組んできました。  そして、第1期地方創生総合戦略は、第6次総合計画策定にあわせて期間を延長し、8ヶ年で1期を終え、今年度、2期総合戦略がスタートいたします。  また、第1期戦略の策定当時、国立社会保障・人口問題研究所の推計によりますと、地域別将来推計人口は、平成30年によると令和2年の国勢調査を受ける勝山の人口は2万2,378人と予想されていましたが、実際には2万2,152人となり、推計よりも早く人口減少が進んでいます。  そして、新型コロナ感染症拡大の影響から、社会環境が劇的に変化を起こしています。  第2期勝山市地方創生総合戦略は、総合計画に掲げた政策目標を実現するための政策や具体的な取り組みを定めるとともに、市の最重要課題である人口減少や地方創生に戦略的に取り組んでいくことを目的に策定します。  今後、本市の人口もさらなる減少期に入り、地域経済並びに地方自治体を取り巻く情勢はますます厳しさを増すことが予想され、時流に応じた諸課題に的確に、かつ迅速に対応することが求められます。  総合戦略において総合計画に掲げる10年後のまちの姿、わいわいわくわく安全安心のまちかつやまを目指して取り組まなければなりません。  地方総合戦略については、PDCAサイクルを導入し、その進捗を基本目標に係る数値目標や具体的な施策に係る重要業績評価指数KPIの達成度により検証し、改善する仕組みを構築することが重要とされています。  そして、効果検証の客観性を担保するため、外部有識者を含む検証期間を設置し、基本目標の数値目標及び具体的な施策に係る重要業務評価指数の達成度を検証するとされています。  第1期地方創生戦略及び地方創生交付金事業においても数値目標を定めており、地方創生総合戦略21項目、そして交付金事業28項目にKPIを設定し、平成31年度までの達成を目指していましたが、期間延長や新型コロナ感染症の影響があったのではないか。  そこで、重要戦略に係るKPIと重要業務評価指数の進捗状況と達成状況はどうなっているのか。  また、1期を終えて勝山市の現状課題、問題をどのように受けとめて、このKPIなど第2期総合戦略にどのようにして生かしていくのか、市の所見をお聞きいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) 毎年、浄土寺川の蛍、楽しみにしていますので、今年もまた行きたいなと。  勝山市地方創生総合戦略、このうち、まずKPIの進捗状況と達成状況についてお答えをいたします。  第1期勝山市地方創生総合戦略は、平成28年1月策定、令和2年3月に計画期間の延長に伴う改定をいたしました。  勝山市地方創生総合戦略は、国の総合戦略に基づく4つの重点戦略及び第5次勝山市総合計画の中から、まち・ひと・しごと創生と密接に関連する考え方を抽出した5つの基本戦略の2本立てで構成されていました。  KPIにつきましては、第5次勝山市総合計画に掲げた施策指標の中から総合戦略の重点戦略に関連する指標及び地方創生推進交付金事業について勝山市まち・ひと・しごと創生総合戦略会議において外部評価を実施、効果検証を行ってまいりました。  第1期の総合戦略につきましては、21項目のうち、人口維持、転入者数の増加のほか、やはり御指摘のとおり新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた観光入込客数、あるいは観光消費額など観光関連のKPI、全部合わせてまして9項目が未達成となっております。  計画期間を延長した平成31年度から令和3年度までの間は、特に新型コロナウイルス感染症の拡大によりまして観光関連が打撃を受けたことから、KPIは目標数値を大きく下回ることとなりました。  また、地方創生推進交付金事業のKPIにつきましては、28項目のうち、未達成が20項目となっています。  これは、交付金事業のほとんどが観光関連の事業であったため、温泉センター水芭蕉のリニューアル事業、まちなか誘客事業、九頭竜川勝山あゆを生かした観光振興事業などで掲げた観光入込客数などのKPIが未達成となったものです。やはり新型コロナウイルス感染症拡大の影響が大きくなっています。  こうした第1期の状況を踏まえまして、現状の課題を受け止め、第2期総合戦略では、アフターコロナを見据えた新たな視点での戦略を進めていく必要があると考えています。  北陸新幹線福井・敦賀開業、中部縦貫自動車道県内全線開通など高速交通ネットワークの整備進展による人・モノの新たな流れを捉え、勝山市の魅力であります恐竜化石、歴史文化、自然体験などの観光資源を活用し、中京圏、関東圏からの観光誘客拡大に取り組むとともに、これまでの大型バスによる観光客の大量輸送時代から家族連れ、あるいは自動車やレンタカーなどによる少人数単位での観光旅行が主流になりつつあることを踏まえ、通過型観光から滞在型観光への転換を図ります。  観光客の増加及びそれに伴う観光客単価の増による観光収入の増を図り、その効果を十分に地域経済に波及させるよう取り組みを進めてまいります。  そういった意味では、やはり勝山市に宿泊キャパの少なさというのが大きなネックになっていますので、ここをどういうふうに改善していくというのは、引き続き課題であると考えています。  さらには、観光の振興に寄与する業種の企業、これはもちろん宿泊事業者なども含め誘致するとともに、新型コロナウイルス拡大によるアフターコロナ、ウィズコロナ、言い方さまざまですが、完全にコロナウイルス前の社会に戻るというのは、すぐには難しいと思っています。  そういう意味では、ウィズコロナにおけるこういった社会情勢の変化を捉え、そういった中でも都市の人材を積極的に誘致、交流するなど産業、経済の活性につなげることで、人口減少禍にあっても、しっかりと関係人口の増加を図っていきたい、そのように考えています。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) ありがとうございます。
     達成、未達成、KPIではなかなか出てこない面もあると思いますが、今お話をお伺いいたしますと、やはり新型コロナの影響が本当に多くのところで出ている、特に未達成が9項目と交付金事業では20項目の未達成とお聞きしましたが、それを踏まえて、今、市長もおっしゃっていましたように、ウィズコロナ、アフターコロナの新しい時代をどのように勝山市を描いていくのかの問題点が提起された第1期ということになってまいります。  その中でも、未達成の部分がやはり観光面にかなり現れてるってことで、観光の産業化を目指す勝山市にとっても生きたデータとして生かしていっていただきたいと思いますが、そのKPIに対しまして、ちょっと再質問させていただきたいんですが、KGIという言葉で、キーゴールインジケーター、これは重要目標達成指数ということでございます。  KPIは、御存じのように途中計画の目標であって、もう一つ大事なのが重要目標達成でKGI、ゴール目標ということで、そういったことを意識しながら取り組んでいかなければ、KPIも生きてこないと思っています。  例えば、KGI、ゴール目標は、誘致した企業の数と考えられますし、KPIは誘致のときの相談件数という考えが当てはまると思います。  すなわち、KPIを充実させながらKGIにどのようにつなげていくのか、これが今後の創生総合戦略の生かし方だと思います。  勝山市が目標を大きく上回ったKPI、そしてまだ足りないKPI、それは目標設定があるのですが、目標設定の数値を低くしてしまうとあまり意味がございませんし、また高くしすぎますとなかなか地方自治体にはクリアすることができないということです。  この第2次総合戦略の進行管理方法には、基本目標毎の成果指数であるKGI、または施策等の活動指数であるKPIの2段階で目標を設定し、進捗を管理することが重要と考えます。  この考えは、今、現にかなりの地方自治体がこれを導入をして目標をしっかりするということで取り組んでおりますので、このことに対して市の所見をお聞きしたいと思います。 ○副議長(吉田清隆君) 谷内未来創造課長。              (未来創造課長 谷内英之君 登壇) ○未来創造課長(谷内英之君) 再質問についてお答えをいたします。  第1期総合戦略のKPIを踏まえまして、第2期総合戦略では総合計画に掲げました10年後のまちの姿「わいわい わくわく 安全安心のまち かつやま」の達成に向けまして目標を定量的に示した、今、松山議員がおっしゃいました重要目標達成指標、いわゆるKGIを設定しております。  第2期総合戦略のKGIは、6つの政策分野「地域の未来を創る」「まちの楽しさを創る」「子育て・教育」「福祉・健康」「産業・経済」「防災減災・生活環境」にそれぞれ1つ以上の合計7つのKGIを設定しております。  また、全てのKGIは、統計から得られる数値となっておりまして、客観的かつ定量的に評価することができることとなっています。  なお、KGIの達成に向けまして、各政策分野に合計59のKPIを設定しております。このKPIの達成が、KGIの達成につながるような指標となっています。  例えば、観光面で言いますと、KPIはそれぞれいろんな施策の途中経過の数値、こういったものを書いてございますが、いわゆるKGIにつきましては、観光収入の増加、こういったことがKGI、いわゆる最終的な達成目標、これを掲げているところでございます。  第2期総合戦略の推進にあたりましては、KGI及びKPIの数値をしっかりと見据えながら施策の検証、改善、見直しを行いながら目標達成に向け推進してまいります。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) ありがとうございます。  こうした2つの指数を目標とするということで、よりよい施策に反映される、無理やりなんか施策を引き上げるわけではないのであって、結果的にそうなる、その中で結果的にそうなるために努力するという目標だと思いますので、そこのところをしっかりと取り組んでいっていただきたいと思いますし、また地方創生戦略というのは、総合計画と対をする計画であり、総合計画の実施計画といわれているものでございますので、これをしっかりと皆さんで進めることによって、総合戦略も10年後、いい結果になると思いますので、長い10年、あっという間に10年たってしまいますが、今からしっかりと取り組んでいっていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、シティプロモーションについてお伺いします。  シティプロモーションは、2004年頃から戦略、基本方針などが策定され、シティプロモーション、シティセールスに積極的に取り組む自治体が増えてきました。  県内におきましては、坂井市は平成27年にシティセールス推進室をつくり、室長を民間から登用して推進をし、平成28年10月には坂井市を会場に全国シティプロモーションサミットを開催、また東京都品川区との連携事業など多くの施策を展開されております。  勝山市の第5次総合計画改定時に、シティプロモーション推進と新規施策になったことに伴いまして、ここではこれからはシティプロモーションとして進めさせていただきたいと思います。  このシティプロモーションのお話は、今までも何回も質問をしてきました。  シティプロモーション、皆さん御存知ですが、地方創生、移住、観光振興、企業誘致、住民協働などのさまざまな概念が含まれるもので、各自治体によって捉え方が異なっております。  一般的に、外に向けて地域の魅力を発信し、認知度を高め、来訪者を増やし、交流人口の増加を図り、定住を目指すシティプロモーション活動、アウターセールスの展開と外に発信していくための地域の魅力づくり、住民の満足度やシビックプライドを醸成して、いつまでも勝山市に住み続けたい、働き続けたいと思っていただくことを目的にした内に向けたシティプロモーション活動であるインナーセールスを展開します。  この2通りの考え方をマネジメントして持続発展可能なまちとするために、内外に働きかけて、ヒト・モノ・カネ・情報等を呼び込み、外からの活力を取り込んでまちの魅力をさらに向上させる一連の戦略的な活動がシティプロモーションでございます。単なる都市を売り込む宣伝活動ではございません。  こうして、シティプロモーションは市民を参加主催者として市民のまちの魅力を発信するものとし、ひいては市民の力によって地域に必要な資源を会得する政策であります。  今後、さらなるまちの魅力、イメージの向上と市内外に向けた魅力の発信の強化を図り、賑わいのあるまちを目指さなければなりません。  また、市の強みを前面に出し、統一的、計画的なアピールとプロモーションを行っていく視点、機能がますます必要になってくるのではないかと思っております。  今回策定されました第6次総合計画、第2期総合戦略におきましても、まちの楽しさをつくるための課題でも地域資源を活用し、地域の魅力を高め、シティプロモーションなど情報発信を強化するとともに地域外の人々の個人的なニーズを調査、研究し、市民、事業者、行政等が連携して受け入れる体制を整える必要があると期待されています。  勝山市では、今まで勝山市が大事にしてきた遺産、資産などの地域資源、子育て日本一を目指す環境やユネスコスクールにおいて行われているESD教育、移住施策など勝山市の魅力を十分に生かしたシティプロモーションに取り組んできましたが、さらに市全体を全国へ戦略的に発信していく必要があると思います。  地方自治体の視点で見れば、ヒト・モノ・カネなどあらゆる資源獲得をめぐる都市間競争の時代を迎えているといえます。  自分たちのまちが生き残るため、まちが持つさまざまな魅力をアピールし、他の自治体と都市間競争に勝ち、選ばれる自治体に変貌していかなくてはなりません。  いわゆる持続発展可能なまちとするためにも、シティプロモーションは有効な手段と私は認識しております。  そこで、激化する都市間競争についての認識と今後の競争戦略をどのように考えているのか。シティプロモーションの現状と今までの手法の見直しも含めて今後の戦略的取り組みをどのように行っていくのか。そして特に北陸新幹線の延伸、中部縦貫道の開通にあわせて戦略的なシティプロモーションの活動が今後、大変重要となってきます。  その活動にどのように取り組んでいくのか、市の考えをお聞きいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 伊藤政策幹。               (政策幹 伊藤寿康君 登壇) ○政策幹(伊藤寿康君) シティプロモーションについてお答えをいたします。  勝山市ではこれまで、各地区のまちづくり団体を中心に独自の自然や風土、伝統や歴史、そしてこの地に培われてきた特有の文化などを生かしたまちづくりを、エコミュージアムとかジオパークとか、そういった手法を使わせていただきまして、地域の魅力を高めつつ、市民及び出身者のいわゆるシビックプライドと議員からもおっしゃられましたけども、郷土愛を醸成してまいりました。  また、国内最大級の地質・古生物学の博物館であります福井県立恐竜博物館や市内全域が日本ジオパークに認定されている恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク。中世に日本最大規模の宗教都市として発展し、美しいコケが一面に広がります国史跡白山平泉寺旧境内。国近代化産業遺産に認定されました近代勝山の織物業の歴史などを学び、体験もできます、はたや記念館ゆめおーれ勝山。日本遺産に認定されました白山平泉寺旧境内の石畳や旧勝山城下町に残ります七里壁の石垣などの石の文化。西日本最大級の規模を誇りますスキージャム勝山など、本当に他の自治体からうらやましがられるほどの魅力的な観光資源、これらを磨き上げることによりまして、勝山にしかない価値を生み出し、それらを積極的に活用してまいりました。  現在、新型コロナウイルスの影響やデジタル技術の進歩などによりましてテレワークやサテライトオフィスが社会に定着しつつある中、大都市と地方の距離感が急速に近くなってきております。このことは、勝山市を初めとする地方にとって本当に大きなチャンスだと認識しております。  そのような中、勝山市が人々に選ばれるまちになるためには、先ほどから申し上げております自然環境、食、歴史、恐竜、全国に誇れる子育て・教育環境、福祉など、これらの勝山市の強みをさらに磨きをかけますとともに、どこにもないオンリーワンのまちの魅力を関係人口の方々のお力もお借りしながら、市民一丸となりまして全国へ発信していかなければならないと考えております。  特に、今後、もう3、4年になりますけども、北陸新幹線の福井敦賀開業、中部縦貫自動車道の県内の全線開通、これらの高速交通網の整備進展がもう間近に迫っておりますので、これによりまして、いわゆる都市部と勝山市の時間的な距離が一挙に縮まりまして、それが大交流化時代といったものをもたらすと思われますので、これを見据えましてシティプロモーションを戦略的に進めるには、効果的な情報の発信がこれまで以上に重要になってくると思います。  例えば、北陸新幹線の利用が期待できる関東圏の観光客に対しましては、市内での宿泊、滞在型観光ということで宿泊に向けた情報発信を向けなければいけないと思います。  また、中部縦貫自動車道全通後は、中京圏からの観光客が増えることが予想されますので、比較的近い中京圏の方に対しては勝山市内周遊プラン、そういったものを具体的に情報発信していくなど、ターゲットに応じたプロモーションを進めてまいりたいと思っております。  また、これを進めてまいります庁内の推進体制でございますけども、今年4月の機構改革におきまして、商工部門の中に戦略的な情報発信、観光誘客に向けた動向調査、マーケティング等を専門的に取り組むセクションを設置をいたしましたので、ここが中心となりまして市外、県外に目を向け、ターゲットを明確にした観光誘客、移住促進に向けた戦略的なシティプロモーションに取り組んでまいりたいと考えております。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) はい、ありがとうございます。  さっき、近藤議員の質問の中でも看板がないと、それの答弁では観光客に優しいまちを目指していきますという答弁がありました。そういったことが、代表的なプロモーションの1つだと思いますし、対外戦略プロモーション、非常に大切ですが、またインナーセールスにおきましても、勝山の市民の皆さんがまずわかっていただかないと魅力を語れないっていうことにつながります。  そして、こういった施策がある、こういった補助金制度があるということがわかれば、子供や孫に勝山に帰っておいでと言える機会も出てくると思います。  そういったインナーセールスのこともしっかりと頭に入れて進めていっていかなければなりませんし、もちろん、対外的には今から都市間競争、ますます激化をいたします。  本当に2045年末、896という自治体が消滅すると言われております。その中に勝山市が入ってしまわないように、皆さんで努力をしていく必要があります。  まずは市民の皆さん、そして行政の皆さん、議員の皆さんが、この勝山の魅力をしっかりと語れるようになって、いろんなところで宣伝をしていただきたいと思います。  この間、ある他の市の議員とお話してたら、やはり今、星野さんのホテルが来るんだねとか恐竜博物館が大きくなるんだねとか、大変皆さんうらやましがっておられます。それほど大きなキラーコンテンツがあるまちでございますので、それを入り口にして、実はこういったまち、こういった面もあるんだよと、そういったことを戦略的にしっかりと取り組んでいっていただきたいと思いますんで、お願いをいたします。  それで、今回、なんかシティプロモーション、いっぱいその関係についてとかいろんなので質問させていただいているんですが、その中でこのような勝山市の魅力を戦略的に内外に情報を発信し、定住や交流人口の増加や産業の活性化を図り、持続的な発展可能なまちを目指すシティプロモーション活動の有効な手段として、地方自治体では地域を存続、活性化に取り組む関係人口が注目を集めてます。  関係人口とは、移住した定住人口ではなく観光に来た交流人口でもない、地域や地域の人々と多様に関わる人々のことを指してます。  国が示す第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略では、地方とのつながりを築き、地方への新しい人の流れをつくる目標として特定地域に継続的に多様な形で関わる関係人口の創出、拡大の図る取り組みを推進しています。  国土交通省の調査によりますと、2021年3月時点では全国にいる18歳以上の居住者、約1億615万人のうち、20パーセント弱の1,800万人近くが関係人口であるとされています。  地域を元気にできる第3の人口、関係人口という考え方が自治体で注目をされている背景には、人々のライフスタイルが多様化したことがあります。  移住に至る動機や契機が多様であり、移住はせず、地域と多様にかかわる人、具体的にはそこで生まれ育ったなど地域にルーツがある人や勤務やふるさと納税を行った、地域と何らかのかかわりがある者、また介護などでその地域と自分の居住地を行き来する、地域で何かに貢献した人やビジネスチャンスを求める人、現在は新型コロナ禍におけるリモートワークなどで場所を選べる人など、多様な生き方、暮らし方、住み方をする人などや地域との関わりを持つ者、価値を感じている人々が生まれているといえます。  今回策定されました総合計画、総合戦略におきましても、地域内外の交流を活性化することで地域課題の解決に継続的にかかわるきっかけを創出し、将来的な地域づくりの担い手となるような関係人口を増やします。  また、関係人口との関係をより強く、深くするために目標に応じたかかわりができるよう、地域と関係人口のマッチングに取り組みますとあります。  そこでまず1に、今後、関係人口のつながりが社会を大きく変えるインパクトを持つと考えられ、こうした視点は地域の抱える課題を解決する自治体の選択肢として重要となっています。  重要なことは、関係人口の裾野を広げることであり、ふるさとに思いを寄せる地域外の人材が地域に貢献をしやすくする環境を整えることが大事です。  従来から、定住人口とは土の人と言われ、交流人口は風の人と言われてきました。  風が種を運び、土に落ちて芽がつき、やがて芽が出て花が咲くことが期待されてきましたが、自然な発芽や成長を期待すると偶然しか花が咲きません。  時代の変化が厳しい中、適切なタイミングで発芽させる人が必要であります。  これを水の人と称するならば、関係人口こそがそこに当たると述べられております。実にうまく言い当てた文章だと思います。  勝山市として関係人口に対する見解についてどのように考えているのか、また、今までの取り組みはどうだったのか市の所見をまずお聞きいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 谷内未来創造課長。              (未来創造課長 谷内英之君 登壇) ○未来創造課長(谷内英之君) 関係人口についてお答えいたします。  関係人口は、ライフスタイルの多様化に伴い、近年、増加傾向にあるといわれています。これは、新型コロナウイルス感染拡大におけますテレワークの急速な浸透でありますとか、高い家賃を払い続けて都市部に住む必要性がなくなったことや感染リスクを避けるために週末だけ地方で暮らす二拠点居住やワーケーションのニーズが高まったことが背景にあると伺っています。  この関係人口の創出は、多くの自治体が抱える人口減少による労働力不足や地場産業の後継者不足などの課題に対しまして、地域外人材の知見やスキルを借りることでその解決の糸口となり、地域の活性化に結びつけることができると考えております。  勝山市でも、以前からふれあい市民など勝山市にゆかりのある方々との縁を大切にいたしまして、関係人口創出を図るとともにこれまで10名以上の地域おこし協力隊を採用いたしまして、恐竜を初めとした観光素材の磨き上げでありますとか新たな商品開発、またU・Iターンの促進を図るなど、さらなる関係人口の創出に取り組んでまいりました。  地域おこし協力隊の例で申し上げますと、市内企業2社をモデルとしました、都市圏と市内企業の二拠点従業者の受け入れ事業でありますとか、都市圏においてダブルワークに興味を持ち、自身のスキルを生かしたいと考える人材を募集いたしまして、市内企業の求める人材とマッチングさせ、一定の期間サポートを行う事業などを行ってまいりました。  これらの事業では、二拠点活動を行っている地域おこし協力隊員の人脈を生かし招聘した第一線で活躍するグラフィックデザイナーが市内縫製会社とコラボレーションいたしまして、恐竜をテーマとした商品開発やインスタARアーティストと勝山市観光まちづくり株式会社がコラボレーションして、ARフィルターを制作するなどの取り組みを展開してまいりました。  今年度につきましても、県外・市外で活躍する人材の招聘による市民主体のまちづくり推進事業や外部人材の受け入れに備えた市民向けのスキルアップ研修事業などを実施する予定をしております。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) 本当に人口減少の中、これから期待できることは、やはりこういった関係人口をたくさん、例えば言い換えますと勝山のファンをたくさん増やすこと、そしていろんな事情で勝山に来られている方にさらに勝山を知ってもらうこと、それが定住施策にもつながるのではないかと思いますし、こういった自然環境の中でのESD教育などもまた関心を持たれる方が出てくると思います。  そして、いろんな人が関係人口としてかかわることにより、地方自治体におけるいろんな情報や、また資金力やいろんなものが循環される社会にもつながっていくと考えられます。  今、ふるさと応援隊のこと、事例に挙げられましたが、そうした方に魅力をわかっていただいて、そしてそれを発展していろんなことをしていただいてるのが現状でございます。  そういったことを市民の皆さんがもう少しその人とかかわりを持つことも、これから関係人口を生かした施策になるんではないかと思いますので、そういったことにも行政として骨を折っていただきたいと思いますし、そこで先ほどいくらシティプロモーションで勝山を宣伝することがまず大事だし、知っていただくのがまず第一、そして関係人口を増やさなければいけないっていうことなんですが、その次には受け入れ体制が重要になってきます。  内閣府の地方創生室では、令和3年度関係人口創出・拡大のための対流促進事業の補助団体6件を決定いたしました。  その中では、福井県永平寺、越前市と株式会社クラフトパートナーズのコラボで、海外アーティストと地域資源、人、文化、工芸の融合による新たな関係人口の創出の事業も採択されています。  内容は、「禅の里」永平寺及び「工芸の里」越前市に感度の高い海外アーティストを招き、地域住民や職員との交流、コラボ商品の開発を行うモデル事業を展開、海外ともつながる、また新たな関係人口の創出を行い、経済環境も実施していくとの大変戦略的な事業です。  受け入れ地域における取り組みとして、まず市町村においては、移住に加えて関係人口の相談窓口を設け、伝統行事への参加を呼びかけるなどの情報発信や具体的な活動につなげるコーディネート等を進めることが重要です。  成功のキーワードとしては、まず関係案内所、関係人口の人と地域の住民交流ができるところ。  関わりしろといいまして、関係人口の人がその地域で自分が関われる、関与できることが感じられる余地のことを表しています。  また、3番目の中間支援機能、これが一番重要だと思いますが、ニーズをうまくマッチングする機能で、組織を整備することが欠かせないと最重要な課題を対応するところでございます。  そして、人口シェアの人材の共有が必須でございます。  総合計画にあるように、今後、目的に応じたかかわり方ができるよう、地域と関係人口のマッチングに取り組むために市としてどのように進めていくのか、お伺いをいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 谷内未来創造課長。              (未来創造課長 谷内英之君 登壇)
    未来創造課長(谷内英之君) 関係人口の受け入れ態勢についてお答えをいたします。  先ほども申し上げましたが、今後、高速交通網の整備進展によりまして大交流化時代を迎えることにより、これまでの関西圏のみならず関東圏、中京圏とのアクセスが勝山市は極めて有利な地域になると考えております。  このことから、市民と市外、県外の人々との交流、都市人材の誘致などが期待されるところでございます。  そのため、北陸新幹線の利用が見込まれる関東圏、中部縦貫自動車道の利用が見込まれる中京圏など、それぞれのターゲットに応じた対応が必要であると考えております。  新型コロナウイルスの影響やデジタル技術の進歩などによりテレワークが社会に定着しつつあることから、大都市圏にある企業のサテライトオフィスやワーケーションの誘致などにより関係人口となる都市人材の接点を増やしつつ、個人的なニーズを調査・研究するとともに、市民、事業者、行政等が連携して関係人口を受け入れる体制を整え、さらなる関係人口の創出を図ってまいります。  また、まちづくり会館コミュニティセンターといったところを拠点に、にこにこ地域づくり交付金などを活用した各地区の地域資源の活用やコミュニティビジネスの展開を通じまして、そこにさまざまな知見やスキル、アイディアを持った関係人口がかかわることで、地域とのつながりが生まれ、そのことをきっかけに関係人口が地域の課題解決に継続的にかかわれる姿、取り組みが期待されるところでございます。  今後、地区の区長会の皆様方とも十分協議を行い、まちづくり会館等の職員、そして各地区地域担当職員が入りながら、また地域おこし協力隊の参画もいただきながら機会を捉え、地域の取り組みと関係人口とのマッチングを進めてまいります。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) いくら関係人口を増やすんだって大号令を出しても、どういったニーズがあるんかなと、そういったことがわからないと、せっかく来たいんだって思ってる方も具体的に何も提示がなければ、なかなか踏み入れることは難しいと考えております。  この中間機能で成功している市町を見ていますと、行政もしっかりとバックアップはもちろんのこと、チーフディレクターとして副市長等がトップに立ってやってるところがございます。  やはり、そうした行政の仕組みをきっちりと生かしながら、そして今一ついい答弁だなと思ったのが、地域とのかかわり方で、まちづくり会館などでこういった人がいないかなという話はよく聞くと思うんです。そうしたことをしっかりと生かしていくためには、やっぱりそういった受け入れ、組織がないと何でも組織つくれつくれというわけではございませんけども、やはり来たい人にはこういった内容のお仕事があるとか、例えば、北谷のお祭りの人数がちょっと足りないから手伝ってくれないかとか、そういったことも関係人口の一つでございますので、そういったことをいろんなかかわりを持つ人を期待するためには、しっかりとした受け入れ体制が1番かと思います。  この1年、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  最後になりますが、フィルムコミッションについてお伺いをいたします。  全国では今、一般質問にありましたようにシティセールスたら関係人口を広げるとかいろんな取り組みをしています。  そういった中で、フィルムコミッションというのが広がっているのは御存知だと思います。  フィルムコミッションは、映画やテレビ、CMなどのロケ撮影場所誘致と撮影隊支援が主な仕事です。  ロケーション誘致、支援活動の窓口として地域の経済、観光振興、文化振興に大きな効果をあげて、観光振興や地域における賑わいの創出、経済波及効果などさまざまな効果が期待され、数は年々増える一方です。  これまでフィルムコミッションについては平成21年9月から数回の定例会におきまして設立の提案をさせていただきました。  そして、平成25年2月に勝山市を舞台とした映画、テレビロケ誘致と支援を目的として、商工会議所など市内20の団体で構成される勝山フィルムコミッションが設立されています。  これまで勝山市を舞台として大和田監督の「恐竜を掘ろう」や獣電戦隊キョウリュウジャー、さだまさしさんの「サクラサク」、また近年では勝山市出身の河合広栄さんがプロデュースした「えちてつ物語」が撮影をされています。  また、CMでは女優の吉永小百合さんが、平泉寺でJR東日本のテレビCMが全国に発信され話題となりました。  最近では、勝山市でもロケがありましたが、「おしょりん」の映画のロケがございました。  また、ヨーロッパのテレビ局、アルテが世界各国の遺産を紹介する番組には白山平泉寺が選ばれて、撮影が行われました。  そこで、今後、今までの経験を検証して地域の経済、観光振興などに寄与するロケーション誘致、支援活動の窓口として、またロケ地をマップなどに記載し、観光客の回遊を図るフィルムツーリズムの企画などを含めた勝山フィルムコミッションの活動をどのように進めていくのか。  また、福井県では北陸新幹線開業2年後に控える中、フィルムコミッションを設立し、県内ロケの誘致など窓口を一元化し、ロケ候補地の紹介、補助制度を拡充し、撮影をサポートすることを発表しております。  補助金は宿泊費、交通費、補助制度の対象を広げ、一定の条件を満たすと最大1,000万円支給する。  このように、誘致に向けた動きを加速させる誘致に本腰を入れています。  そこで、今後、県のフィルムコミッションの連携体制はどのように考えているのか、まずこの1番、2番を一括で質問させていただきます。 ○副議長(吉田清隆君) 畑中商工文化課長。              (商工文化課長 畑中健徳君 登壇) ○商工文化課長(畑中健徳君) 勝山フィルムコミッションの今後の方向性についてお答えをいたします。  市では平成25年2月に勝山フィルムコミッションを設立し、勝山市を舞台にした映画の撮影を支援して、映像を通じた当市の活性化を進めてまいりました。  昨年度から今年度にかけては、来年秋に公開予定の映画「おしょりん」の制作協力を行っており、冬に市内で行われた撮影の際には、スタッフの食事や宿泊施設の確保、撮影地の整備など撮影がスムーズに行くよう支援をいたしました。  令和4年3月には、先ほど議員から御紹介がありました、県が福井県フィルムコミッションを設立し、このことによりまして市町にとってもロケ地の候補地の情報を取得しやすくなり、より一層ロケ地誘致の好機が広がると考えております。  勝山フィルムコミッションにつきましては、再度、組織を今一度再構築し、改めてその趣旨等を認識しながらこういった機会を逃さないことはもちろんのこと、県や他市町との情報交換も積極的に行い、撮影ロケを円滑に進めるため環境整備等を図るなど、連携体制が構築されたことによる効果を最大限に生かしていきたいと思っております。  最後に、県との連携を図りつつ、市でこれまで撮影されてきました過去の映像作品の活用につきましても視野に入れながら、市独自のロケーションツーリズムのあり方についても調査、検討を進めてまいりたいと考えております。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) 本当にフィルムコミッション、映画のロケ地等で宿泊、これが軌道に乗ってきますと、いろんな人が訪れてくれる直接な要因となりますし、またそこにおける経済波及効果も期待されます。  そして今、越前市でも紫式部のことで発信やフィルムコミッションをつくりたいとかいうことが話しあわれているようでございます。  今ほどの課長の答弁でも、一旦は本当にフィルムコミッション、勝山市もホームページにも載らなかった時期があります。  そこで、それではせっかくつくった意味がないのではないかということで、もう一度ホームページ等に掲載をしていただいております。  そこで、先ほど答弁にあったように再構築をして、新たなシティセールスの一翼を担う武器としてしっかりと磨き上げていくことが大事だと思っております。  そのように、また市民の皆さん方がロケにいろんなかかわり合いを持つことで、楽しみも一つ増えるし、また何とかの映画見てね、勝山に来るよとか、これが大きな財産に変わって、具体的なものがフィルムコミッションの活動だと思います。  そこで、今最後、県との関係、県はフィルムコミッションでかなりの予算をつけました。  そこで、勝山市の場合、平成25年の12月に補助金についてちょっと質問しました。そのときに、このような映画で勝山市をPRしたいというような主体的な映画制作にかかわる場合には検討していきますと答弁をされております。  また、平成25年の映画誘致事業では300万、これは各映画の予定がありましたのでその補助金として出たのですが、その後は一会計年度1万7,000円となっております。  その後は、その都度予算を組んで対応してきましたが、今後の補助金制度をどのように考えているのか。  また、今年度の当初予算におきましても観光PR魅力アップ事業、映画「おしょりん」の100万円の計上があり、予算委員会におきましては補助金の事業項目がふさわしくないと指摘があり、観光事務諸経費、北陸新幹線開業記念事業協力費として認められました。  今後、予算の事業項目をフィルムコミッション事業としてしっかりと決めれば、そういったこともなくなるのではないかと思いますが、その点に関しまして市の所見をお伺いいたします。 ○副議長(吉田清隆君) 残り時間4分です。畑中商工文化課長。              (商工文化課長 畑中健徳君 登壇) ○商工文化課長(畑中健徳君) ただいま御質問のありましたフィルムコミッションの予算事業項目の確立についてお答えをいたします。  フィルムコミッションにかかる予算につきましては、ロケ視察等にかかる諸経費を恒常的に予算化しており、現在、急な視察依頼にも対応できるようになっております。  ただし、当市をロケ地とした映画が撮影される際には、今、議員の方から御紹介がありましたとおり単独で予算の事業項目を設けておりまして、例えば、平成25年度の「サクラサク」、「キョウリュウジャー」の際は映像誘致事業費、平成29年度の「えちてつ物語」の際は映像作成等事業費を設け、補助金等を予算計上をさせていただいてます。  福井県フィルムコミッションの話ですけども、令和4年3月に設立したばかりの福井県フィルムコミッションにつきましても、4月に入りまして新たに補助メニューの追加を行っていることから、こういった動きにも対応しながら当市の補助制度について検討を進めていき、必要に応じて予算計上や新規の事業項目としてフィルムコミッション事業費として設定を図ってまいりたいと思います。 ○副議長(吉田清隆君) 松山議員。残り時間2分です。              (13番 松山信裕君 質問席登壇) ○13番(松山信裕君) 最後に、これ、福井県がつくっておりますフィルムコミッションのガイドが数年前に発行されております。  この中には、非常にきれいな、ほら、平泉寺の、こうやってしっかり製品されていますので、参考にして勝山版のフィルムコミッション、ぜひ成功させていただきたいと思いますし、今回、勝山の魅力をさらに再認識するという大きなテーマで質問させていただきました。  皆さんで今後、勝山市をさらに魅力アップを図り、発信をしっかりし、頑張っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。  以上で一般質問を終わります。 ○副議長(吉田清隆君) 暫時休憩いたします。           ―――――――――――――――――――――――                 午前11時55分 休憩                 午後 1時00分 再開           ――――――――――――――――――――――― ○議長(乾 章俊君) 再開いたします。 ○議長(乾 章俊君) 午前に引き続き、一般質問を続行いたします。 ○議長(乾 章俊君) 松本聖司郎議員の質問を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 松本議員。              (1番 松本聖司郎君 質問席登壇) ○1番(松本聖司郎君) 新風会・公明の松本です。議長のお許しが出ましたので、一般質問をさせていただきます。  まず第1の質問として、キッチンカーと観光について御質問いたします。  この春から稼働したキッチンカーですが、道の駅など各所で展開する中で、商品に対しての高評価をお客様から聞いております。  ゴールデンウィーク中にかつやま恐竜の森の広場で「キッチンカーまつり」と銘打って展開した後、私がお話できた各キッチンカーの方は、初動として少し自信がついた、これからもいろいろな場面でやっていきたいとおっしゃる方もおられました。  このキッチンカーまつりの現場にて気づいたことですが、まちなか誘客の面が手薄になっている点です。  以前の定例議会や委員会の中でもお話が出たと思いますが、ジオターミナル及びキッチンカーはまちなか誘客の部分も考えてほしいという意見が出ていました。  常在の越前大仏や平泉寺等の各観光スポットの紹介はもちろんですが、当日は越前大仏花まつりも行われており、各所への誘客のためのパンフレット等は店に置かれていないんだと、そういうのを持たされておらず、花まつりの現場にそのまま赴くと、一般の観光客より当日行われていたタップダンスの発表会を見に来られた御家族の車ばかりで、観光客のめぐらせがうまくいっていないと考えざるを得ない状況でございました。  平泉寺の方は、交通規制がかかるかなと思うほどのお客で駐車場が埋まっていたんですが、その案内もちょっと手が回らず、全体をめぐっていただくチャンスを各所でかなり取りこぼす結果となったと私自身は感じております。  ゴールデンウィーク後に回った飲食店の方々からは、イベントごとに情報やチラシは提供してほしい、飲食店同士だろうがもっと連携していきたいと、キッチンカーの方々からは、めぐってもらえるようにタブレット等でわかりやすい案内ができるような措置を講じるつもりではいるが、いただけるのであれば道の駅のトイレに貼ってあるような観光ナビにつながるQRコードの提供をしてもらいたいなどのお話があり、まだ他にも宿泊関連の方々とはお話があまりできないのが恐縮なんですが、この二つからは相互協力の意思をどちら側からもいただきました。  観光の産業化を目指す勝山市として現在の状況をどう把握され、今後どうしていくのか伺います。 ○議長(乾 章俊君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) 中央公園のキッチンカーまつり、私も寄せていただきました。大勢の方が来て、本当に賑やかな感じでした。  今ほどの質問にお答えをしたいと思います。  令和3年度の事業でしたが、勝山市キッチンカー導入支援事業、これで今、10台がすでに営業をしています。新型コロナウイルスの影響による資材不足等で1台は少し遅れていますが、今月中に営業を開始するとお聞きをしています。  今回の助成にあたりまして、市内で年間50回以上の営業、それから指定イベント3回以上出店、これを義務づけをしています。  4月28日、今ほどありました中央公園でのお披露目会を皮切りにしまして、長尾山総合公園でゴールデンウィーク中に行われた恐竜キッチンカーまつり、それから今、お聞きしているのは今後開催されます産業フェア、少し先ですが年の市、左義長まつりなど、こういったものをイベントとして指定したいと考えています。  イベント以外の時期には、道の駅、ゆめおーれ勝山、業者さんによっては勝山サンプラザですとかカボスの駐車場、さらには平泉寺のと之蔵の前、あるいはキッチンカー所有者の自宅の付近、市内各所で営業を行っております。  これは、4月28日もいくつもそういう話があの場でなってましたが、地区でのイベントに来てほしい、あるいは福祉施設の夏まつりなどへぜひ来てほしい、そういうふうな会場、市内事業所などもキッチンカーについてのお問い合わせ、どうすれば来てもらえるのかというふうなお話をいくつかお聞きをしています。  新型コロナウイルスにより事業拡大や事業転換の支援として実施したキッチンカーの存在が、市民の方々にも認識され、浸透してきたと感じています。  キッチンカーが市内各所で営業を行うことにより、市民の方だけではなく観光客も広く利用するため、宿泊情報、飲食店情報等にアクセスできるQRコードを作成し、キッチンカーの方へ配布をし、掲示していただくような仕掛けを考えています。  キッチンカーはイベント会場だけではなく、まちなか、市街地を初め市内の各観光地にも出店をしておられます。  キッチンカーをめぐり、市内観光地も周遊するなど、新しい楽しみ方の提案も行ってまいりたいと思います。  市の公式ホームページや公式ラインでキッチンカーの出店情報なども提供しておりますが、やはりキッチンカーの事業者の人たちが自主的に、皆さんでどういうふうにやるかというふうな仕掛けをやらないと、うちの方が全て細かく段取りをして追っかけていっても広がりがないと感じていますので、そういった形でしっかりとお話をして、まちなかの賑わいにもしっかりとつながるような形をとってまいりたい、そう考えております。 ○議長(乾 章俊君) 松本議員。              (1番 松本聖司郎君 質問席登壇) ○1番(松本聖司郎君) 御答弁ありがとうございます。
     QRコード等提供を考えていただいているということで、今後のイベント等にも、また10月23日にですか、越前大仏の方でのイベントもございますので、そういうところにも呼びかけていきたいかなと思いますし、横同士のデータリンク化といいますか、輪をつなげてやっていかないと広がりもないということも、また皆さんの方にもお伝えに行こうかなと思います。  あと、御紹介なんですが、日曜日、クロカンマラソンの実施された会場に私も行きまして、そこで観光の誘客ですとかまちなかの促しですとか、そういう等、リサーチをとりながら行ってたんですけども、恐竜博から道の駅に来られた方がキッチンカーを写真撮られていたんですが、その方にお声がけをいたしましたら、キッチンカーを自分でもやってみたいというお方がおりまして、その方の今後、そのキッチンカーが同級生だったんですけど、同級生と二人でこういうふうな補助金の出し方をしましたという説明をさせていただいたり、あちらの方はこういう研修を受けてここまで、こういうふうな設計をしたりだとか、そういう経営方向でいくっていう計画立てを作ったというお話をアドバイスさせていただきまして、非常に喜んでいただきまして、昨日なんですけどその方から連絡をいただきまして、またこういったことで、その車をつくってまた勝山に来たいということで、こういった関係人口の、先ほど松山議員の質問の中にもありました、関係人口を最前線で増やす結果となったということがございましたので、またこれからもそういった形で各キッチンカー並びに僕らのようにPRしてくれる関係人口者を増やしていこうかなと思っておりますので、そのときにも御協力をお願いいたします。  続いて、転入者に向けた空き家の利活用の取り組みについて御質問いたします。  現在、勝山市に転入してきた、または転入を考えている方とお話をさせていただいておりますが、その話の例をいくつかまず御報告いたしたいと思います。  北谷コミュニティセンターに来られたスローライフを考えていらっしゃる方が、仕事のためネット環境がやはり欲しいと、自然環境的には魅力的だが、どうにかネット環境だけでも山の上まで持ってこれないかという例がまず一つありました。  スローライフとはと、ちょっと考えさせられる例ではございました。  次に、現在、恐竜博物館に勤務され県外から来られた方がいらっしゃいますが、勝山市内の単身物件は中部縦貫自動車道の建設の作業員等で埋まっており、博物館が探してくれた永平寺町の物件に住むことになり、冬になったときの通勤に不安を抱えているという例が一つございます。  その他にも、アトピーなど皮膚病のお子さんを抱えて、きれいな水や育児環境を求めていらっしゃる方、リモート仕事になったので歴史好き女子、いわゆる歴女として史跡をめぐっていらっしゃる方、外国の方、またはLGBTの方もいらっしゃいました。多種多様な方がいらっしゃいます。  独自調べではございますが、共通の問題視にあげる項目が、ネット環境が1位、次いで家屋、収入、そして雪の順でございました。  コロナ禍でのリモート仕事の増加からか、やはりネット環境が整ってさえいれば収入は問題なく、冬はスキーが楽しみという方もいらっしゃるくらいでした。  冬季五輪を見てたお子さんが、スキーやりたいと言い出して、なんかちょっとどうなんけ、こちらに引っ越すのはどうなんかという御相談もございました。  この結果を見ると、以前、下牧議員が質問されていたと思うんですが、空き家の利活用についての中にあったネット環境を整えた空き家の改築の必要性と、恐竜学部発足時の学生も対象となる単身者の賃貸物件の増が必要だと改めて感じました。  そういった環境を整えたシェアハウスの管理ならやってみたいと考えている20代の子も勝山にいらっしゃいます。  ぜひ、再度検討していただきたく思いますが、市の見解をお伺いいたします。 ○議長(乾 章俊君) 木下営繕課長。               (営繕課長 木下大史君 登壇) ○営繕課長(木下大史君) 転入者等に向けた空き家の利活用の取り組みについてお答えいたします。  勝山市では現在、転入者等に向けた空き家の利活用の取り組みとして、2つの事業を実施しております。  1点目は、空き家情報バンクの利用促進です。  空き家情報バンクは、平成18年度から施行しており、空き家を売りたい方や貸したい方にその空き家を市に登録していただき、その情報を市のホームページなどで公開しまして、空き家の利用を希望する方に情報を提供する事業でございます。  これまでに113件の登録があり、そのうち80件につきましては売却または賃貸の成約に至りました。  空き家情報バンクを活用し、空き家の売却や賃貸の意向のある所有者等と空き家の購入や賃借を希望する方をつなぐことで、優良な空き家の再利用と転入者等の定住を図ることができると考えております。  今後は、転入者等の多様なニーズに応えるため、インターネット環境が整った物件や地理的条件にあう物件など、空き家の購入や賃借を希望する方の条件にあった登録物件の充実を図ってまいります。  2点目は、空き家など中古住宅の取得への支援です。  中古住宅の取得支援は、40歳以下または転入者に対しまして中古住宅の取得費用の一部を補助しております。  先ほど申し上げました、空き家情報バンク登録の住宅を購入しました子育て世帯または県外からの転入者の場合は、補助率及び上限額を2倍としております。  利用実績としましては、令和元年度には8件の利用のうち、空き家情報バンクの物件であったものが5件、令和2年度は9件で、うち6件が空き家情報バンクの物件、そして令和3年度は7件で、うち4件が空き家情報バンクの物件でした。  現在は、新築または空き家など中古住宅の取得のみに対して補助を行っておりますが、今後は賃貸を検討している空き家の所有者等に対しまして、リフォーム改修費用の一部を補助するなど空き家を利活用して学生や単身者などが利用しやすいようなシェアハウスも含めた賃貸物件が増えるような施策を検討してまいります。  これからも、空き家の利活用の取り組みを推進しまして、購入者等の定住や空き家の解消につながるよう空き家を地域の資源として活用促進の支援をしてまいります。 ○議長(乾 章俊君) 松本議員。              (1番 松本聖司郎君 質問席登壇) ○1番(松本聖司郎君) 御答弁ありがとうございます。  今ある空き家を資源と捉えて、これからも改善していっていただけると、そういう施策を行っていっていただけるという温かいお言葉をいただいたので、前向きなお言葉ありがとうございます。  そのほか、そういうの、関係人口の一人としてなんですが、外にPRするときにもその判断材料が多いに越したことはございません。  こういうことに対して興味を持っていただく、他と特色をつけるということが、やっぱり今後勝山市に必要なことだと思っております。  今なんですけども、先日の丸山議員の質問中でも、小1の壁がないことですとか、そういうお話も本当にお子さんを抱えてる方にPRするときに有用なようなことになりまして、私もちょっと、弟の件で小1の壁にぶち当たったことがございます。保育士実習に行った理由の一つでもあったんですけども、そうやって苦労されている保護者の方の話も聞いております。そこが安心してできるっていうことでこちらを選んでいただける方も実際いらっしゃいます。  そこのことをどんどんやっていきたいですし、ちょっと目をまた他に向けていただきますと、勝高の地域探求科の発表会がございましたけども、LGBTQに関する問題に取り組んでいきたいっていう生徒の発表があったり、あとは保育園で言いますと、ギフテッド教育、3歳から6歳までにしていこうという教育なんですけども、そういうのを取り入れたらどうかって考える生徒さんが勝高の中でもいらっしゃいます。そういうことと連携をとっていくこと、他、英語教育がほかのところよりも少し成績がよいというのも十分なPRになることだということも、私PRさせていただいたときに御反応としていただいてますので、そういったPRするものはたくさんあると。  問題は、そのPR人口がやはりちょっと足りないなと僕自身も考えております。  3月議会の一番最後の御挨拶も申し上げましたけども、対外的な事業、人口流入に対する活動に対して手伝っていただけるのかと質問させていただきましたけども、この3ヶ月ちょっとノーリアクションでございましたので、それではだめだなと思いまして、そういうのもやっていく活動っていうのをどんどん前に出て見せていこうかなと思っておりますので、今後とも御協力をよろしくお願いいたします。  以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(乾 章俊君) 次に、吉田清隆議員の質問を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) 新風会・公明の吉田です。本日、5点、質問させていただきます。一問一答でお願いいたします。  まず、一般質問の前に、昨日行われました恐竜クロカンマラソンについて、ちょっとお話させていただきます。  当日は4年ぶりということと、コースの変更ということが重なりまして、開催については大変御苦労されたのかなというふうに思っております。  しかし、私からは結果的には大成功のうちに終わったのではないかなというふうに思っております。  私も50年近く走っておりますが、当日の天気、温度、湿度、風、これだけの条件が揃ってるような大会は、あまり経験したことありませんでした。  それと、それ以上に久しぶりに、おそらく今年初めて県内で開催されたマラソン大会では、県外の方も一緒に参加されたマラソン大会は、先日のクロカンマラソンが初めてなのかなということで、私も当日、7時前に会場入りしまして、シャトルバスで降りてくる選手の方々の様子とかいろいろ拝見させていただいたんですが、本当に皆さん、選手同士が、久しぶり、元気だったとか、いろんな会話を聞くことができまして、そして走り始めると、このコースきついなあとか、風が気持ちいいなとか、そういう声も多々聞くことができました。  また、それ以上に、それもそうなんですが、田園地帯に出たときに非常にカラフルな、最近、皆さんカラフルなユニフォーム着ておられるので、カラフルなユニフォームの縦に長い帯、あれが本当に素晴らしい景色だなあというふうに、久しぶりに何年かぶりに拝見させていただきまして、すごく感動した覚えです。  そして、特にゴールしたときに、つらい中でも爽やかな笑顔と皆さんがやったと言いながらゴールを駆け抜けたあの姿っていうのは、本当に印象的でした。  本当に開催にあたり、いろいろな方の御支援、御協力があったものと、私が言うのも変なんですが、敬意と感謝を申し上げたいなと思っております。  また、この大会を機会に、今後、過去2年間、いろんな行事やイベントが中止に追い込まれていますが、これから夏、秋に向けて、これをもとにいろんなイベント行事が再開できればありがたいなと思っておりますので、また市役所の方々もいろいろ運営に協力していただいておりましたので、この経験をもとに少しずつ本来の姿に戻っていけたらなと思っております。  では最初に、災害時の安否不明者の公表についてお伺いいたします。  これは、昨年9月18日の新聞報道からの、記事に書いてあったものを質問とさせていただきます。  内閣府は、昨年9月に災害時の安否不明者の氏名公表に向けた指針を都道府県に示しました。個人情報保護条例の例外規定適用の検討を促す内容です。  昨年7月に静岡県熱海市で発生した土石流災害で、公表が捜索対象者の絞り込みにつながったことを踏まえてのことです。  不明者の公表について、国が考え方を示してのは初めてとなります。  指針に法的拘束力はないが、内閣府は平時から氏名公表の検討や準備を進めてほしいとしています。ただし、死者の氏名公表には言及していません。  災害発生から72時間で安否不明者の生存率が下がるとされることから、指針では救助活動の効率化が重要な局面では、氏名公表が人命の保護につながると指摘。個人情報保護条例に定める例外規定の適用を検討されたいとしています。  都道府県による公表を基本とし、手続きを市町村などとあらかじめ検討しておくよう要請。公表の可否の判断に時間がかかる不明者がいる場合は、可能な人から段階的に公表することも考えられるとしました。  旅行者など一時的な滞在者やドメスティックバイオレンスなどの被害者で所在を伏せる必要がある人への対応も、関係機関で判断基準を事前に調整しておくよう求めています。  過去の災害では、個人情報保護を理由に安否不明者を非公表とした自治体があります。  だが、熱海の土石流災害では、県や市が不明者を公表し、情報提供を呼びかけた結果、本人や家族から連絡があり、捜索対象の絞り込みにつながりました。  個人情報保護条例の関係もありますが、勝山市は災害時の安否不明者の公表の判断基準についてどのように考えているのかお伺いいたします。 ○議長(乾 章俊君) 伊藤政策幹。               (政策幹 伊藤寿康君 登壇) ○政策幹(伊藤寿康君) 災害時の安否不明者の公表についてお答えをいたします。  議員御案内のとおり、令和3年9月16日に国は都道府県に対しまして、災害時における安否不明者の氏名等の公表について検討しなさいといった通知を出しました。  この安否不明者の公表については、その中で、都道府県からの公表を基本としておりますので、福井県では国の通知を受けまして、令和4年1月21日に災害時における安否不明者の氏名等の公表方針を定めております。それは、やはり国が言っているとおりでございますけども、市町、警察等の関係機関と連携して災害時に迅速かつ的確な安否不明者の氏名等を公表することによりまして、救助活動の円滑化を図ることを目的としております。  こういった経過がございまして、勝山市では、現時点では市独自の公表方針は定めておりません。県が定めました公表方針に基づき、県と連携していきたいと考えております。  なお、今のところ、そういった災害が起こりまして安否不明者の公表をしなければいけないといった事態になりました場合ですけども、安否不明者に関する個人情報の提供を求められた際には、勝山市個人情報保護条例の規定が今は適用されますので、そういった発災に伴い安否不明者の氏名等を公表する際は、3つの条件がございます。  1つ目は、安否不明者であることが確定したといった方。  2つ目は、DVやストーカー等被害で住民基本台帳の閲覧制限措置等がない方。  3つ目といたしまして、確認が取れた場合だけになりますけども、親族等の同意がある、この3つに該当する場合、公表をすることになります。  なお、国では現在、さらに新たな自治体向けの統一基準を盛り込んだ指針の策定を検討しておられるとお聞きしております。めどといたしまして来年3月までの策定を目指しているとお聞きしておりますので、今後、国の動向を注視してまいりたいと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) ありがとうございました。  個人情報保護条例の規程の関係上、非常に難しいところもあるかなと思いますが、今後、今言われましたとおり、国の動向とか県の動向を注視しながら、万が一の場合に迅速に対応ができるような準備だけは整えておいていただきたいなというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。  2番目に、防災部署の女性配置についてお伺いいたします。  これも今年5月28日の新聞報道を受けての質問とさせていただきます。  全国の市区町村のうち、防災や危機管理を担当する部署に女性職員がいない自治体が6割に上ることが、今年の5月27日、内閣府の調査でわかりました。  2011年の東日本大震災は、避難所に着替えや授乳のスペースがないなど多くの女性が困難に直面。対策に生かそうと内閣府は防災担当部署の女性職員の目安として、少なくとも各自治体全体の男女比率に近づけるよう促してきましたが、進まない現状が浮かびました。  避難所運営や備蓄用品に女性の視点が反映されにくい現状が浮かび上がりました。  内閣が都道府県と全市区町村を対象に2021年12月末時点の状況を調べ、全国の1,741市町村のうち61.9パーセントにあたる1,078市町村で防災・危機管理部に配属されている女性がゼロでした。  都道府県の女性比率は平均11.2パーセントで、最も高かったのは宮城の20.3パーセント、滋賀の20パーセント、神奈川の19.2パーセントで、秋田、富山、福井、沖縄の4県はゼロでした。  市区町村に避難所などで使う物資の備蓄状況も調査。女性職員が10パーセント以上いる自治体は、ゼロの自治体に比べて生理用ナプキンや粉ミルク、紙おむつなど女性、乳幼児が必要な物品を常備している割合が高い傾向にありました。  女性職員の割合が低い背景には、休日の緊急対応があったり、災害時に長時間勤務が必要になったりするため自治体が男性の配属を優先している、女性がほとんどいない職場で定着が困難であると推測しています。  内閣府の担当者は、女性が多い自治体がどのような工夫をしているのか分析し、女性参画を進めたいとしています。  ちなみに、5月下旬にテレビで防災部署の女性配置について放送されました。  ある市では、子育てが一段落した50代の女性が進んで危機管理部の方へ配属されたそうです。  男女平等社会と言われていますが、家庭では女性が家事に費やす時間はまだまだ多いと思います。  国が目標としている数値目安には、多くの課題があると思いますが、勝山市の場合も防災部署に女性の配置はされてないように思いますが、今後どのような対応をされるかお伺いいたします。 ○議長(乾 章俊君) 水上市長。               (市長 水上実喜夫君 登壇) ○市長(水上実喜夫君) クロカンマラソン、ご苦労様でした。吉田議員、私、今思うと、お会いしました。  クロカンマラソンは、本当に4年ぶりということで、陸協を初め、特に市役所の職員の方々にも大変なお世話になりました。  また、前日、猟友会の方々、NPOの方々には大規模なまき刈りをしていただきまして、安全の確保などさまざまな準備があって無事に開催されたということで、関係者の皆さんに本当に感謝したいと思います。ありがとうございました。  今ほどの防災部署の女性配置についてお答えをいたしたいと思います。
     御指摘いただいたとおり、市では防災部署へ女性職員が配置されておりません。  今、詳しい御説明がありましたが、国の調査結果によれば、県内17市町のうち、私どもを含む7市町において女性職員は配置されておらず、17市町全体での総配置職員数に占める女性職員数の割合は14パーセントとなっています。  国は、地方公共団体の庁内全体の職員の男女比率程度まで近づける必要があるとしておりますが、県内の市町では、私どもが最たる例ですが、目標と実態が相当かけ離れているのが現状でございます。  防災部署に女性職員が配置できない要因としては、緊急的な対応が多い災害対応業務の特殊性があります。  大雨、大雪、そういった警報発令時に防災担当職員が24時間体制で庁内で待機し、災害発生に備え迅速な対応を可能とする体制を確保していますが、夜間の緊急対応や泊まり込みが必要となるため、現状では子育てや家庭での負担の大きい女性に配慮している、これが結果として女性職員の配置ができていない理由となってしまっています。  一方、避難所の備蓄物資や避難所運営につきましては、女性の立場に立ち、ニーズを的確に捉えるため、災害発生時における避難所の開設・運営を担当する避難所管理責任者及び運営担当職員として、原則として女性職員を1名以上配置し、災害時に女性が極力ストレスなく避難できる環境をつくれるよう運営体制を確保しております。  また、避難所における備蓄物資の選定及び災害時における避難所の開設・運営にあたりましては、内閣府が作成した避難所チェックシートを活用し、女性の方だけでなく小さいお子様、高齢者の方々、障害をお持ちの方、あるいはLGBTの方など多様な方への配慮をしてまいりたいと考えています。  市では、女性の視点から必要な施策を考え、災害発生時においてきめ細かな支援を行うことを目的に、勝山市防災会議における女性委員の比率を順次高めてまいりました。現在、35名のうち7名が女性委員となっておりまして、これは県内17市町ではトップクラスの2割の女性比率を確保しています。  引き続き、国が求める女性委員の割合30パーセント以上を目指し、防災会議への女性人材の登用も進めてまいりたいと思います。  防災部署への女性職員の配置により、女性の困難やニーズを把握し、きめ細かな支援を提供できる可能性はあります。  今後の異動の中で女性職員の配置を前向きに検討するとともに、防災分野のあらゆる場面において女性の意見が反映される仕組みづくりを進めてまいりたいと思います。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) ありがとうございました。  市長からの答弁でもありましたし、私も先ほどちょっとお話ししましたが、やっぱりどうしても女性の家事に対する負担というのは、我々が思っているよりまだまだ大変な面があるかなというふうに思いますので、配置というのは困難と言いますか、難しい状況にあるのかなというのは察するところではあります。  その一方で、勝山市の防災会議での女性の方の割合が2割ということで、県内トップクラスということと、各避難所での女性の方の配置なんかにつきましても、勝山市としてはそういういろいろ、万が一避難された方への女性に対する対応というか、受け入れ態勢は整いつつあるのかなというふうに思っております。  あまり無理は言えませんが、今後も国の方針、男女の比率、ちょっと調べましたら、全国平均、各市町の職員の方の男女比率は平均女性は28パーセントだと。とても28パーセントまで配置するというのは、僕は不可能な数字でないのかなと思うんですが、できれば一人でも二人でもというような配置を今後検討していただければなというふうに思っております。  3番目に、家庭用のごみ袋についてお伺いいたします。  これは、3月29日の新聞報道に出ていた記事なんですが、市町によって家庭用指定ごみ袋の値段が違います。  同じ系列店でも、市町が違えば3倍以上の価格差があるところもあります。  販売価格にごみ処理費用などを添加するか否か、自治体の方針の違いが影響しているようです。  福井市内のあるドラッグストアの45リットル10枚入りの指定ごみ袋は税込96円、あわら市内にある系列店舗では、ほぼ同じような商品が同350円でした。その差は254円、3倍以上の差があります。  県環境社会推進課に尋ねると、家庭から出るごみの処理は、法律で市町村の業務と定められている、袋の企画、値段設定などは全て各市町に一任されているとのことでした。  1997年度に家庭用指定ごみ袋を導入した福井市の場合、市収集資源センターが高密度ポリエチレン、半透明、大中小の寸法などを指定しており、同センターに申請して許可された業者がごみ袋を製造、製造業者と小売業者の交渉で販売価格が決まっています。  同センターの担当者は、福井市内でも店舗によって販売価格が違う場合があると教えてくれました。  一方、2004年3月から指定ごみ袋を導入したあわら市は、袋の寸法や材質など指定するだけでなく、販売価格も決めています。そのため、どの店で買っても同じ値段らしいです。  同市生活環境課によると、市は製造業者に袋を発注し、小売店には手数料を払って販売を委託しているといいます。同課によれば、販売代金の約7割が収集委託料や清掃センターの老朽化対策などの事業に回るよう価格を設定している、単純計算すると45リットル10枚入り350円の商品の場合、245円分は消費者がごみ処理費用を負担していることになります。福井市との販売価格の違いはここにあります。  あわら市の昨年のごみ袋収入は約4,100万円だったそうです。  県によると、処理経費などを販売価格に転嫁するケースが厳密な意味のごみ袋の有料化、県内ではあわら市のほか坂井市、越前町、美浜町、高浜町、おおい町、若狭町が該当します。福井市など10市町は、有料化には当たらないらしいです。  県の説明によると、勝山市はごみ袋の有料化には当たらないそうですし、値段も福井市とあわら市の中間くらいです。  ごみ袋の販売価格の根拠についてお伺いいたします。  また、市が指定したごみ袋ですので、販売価格を市内で統一できないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(乾 章俊君) 天立市民課長。               (市民課長 天立雅浩君 登壇) ○市民課長(天立雅浩君) 家庭用ごみ袋についてお答えいたします。  勝山市指定ごみ袋は、勝山市指定ごみ袋の製造等に関する要綱により材質や容量、ごみ袋の厚さのほか、印刷の色などの規格を定めており、ごみ袋を製造する業者は市に申請を行い、承認を受けて製造しております。  勝山市では、現在、3社に対して製造の承認を行っております。  市内の小売店は、承認を受けた製造業者のうち取引のある業者からごみ袋を仕入れて販売いたしますが、各種販売にかかります費用を総合的に勘案して小売価格を決定しているようです。そのため、小売店ごとに販売価格に差が出ているというふうに思われます。  勝山市指定ごみ袋の販売価格を統一するということでございますが、今ほど述べましたとおり、勝山市指定ごみ袋の販売価格を決定する際には、各小売店の経営判断やさまざまな営業努力が反映されているため、現状においての販売価格の統一は難しいものと考えます。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) ありがとうございました。  私も、実はこの新聞報道を見るまでごみ袋、勝山市の指定ごみ袋はどこの店いっても一緒なのかなと思いながら、店の名前は申し上げませんが、いくつか見て歩きました。そうしたら、確かに勝山、同じものでも値段が違うんですね。  今お聞きしまして、私もこれは1社でつくってるのかなと、1社でつくるなら一緒の販売額でいいのかなと思ったんですが、今お聞きすると3社の業者さんでやられてるということで、そのへんもちょっと致し方ないのかなというふうに思いました。  それと、これも非常に恥ずかしい話なんですが、勝山市の場合はごみ袋20枚入りなんですね。ですから、福井市なんかと比べて倍ぐらいの値段というのは当たり前なのかなというふうに思いました。  こういう家庭のやつなんかも、先ほどの話じゃないですけど、女の人に負担をかけてばかりいなくて、我々男性陣もいろんな細かいところまで把握しないとだめなのかなと思いました。  4番目に、小中学生の鬱状況についてお伺いいたします。  これは、今年の4月4日と5月6日の新聞に出ていたものでありまして、新型コロナウイルスの流行が子供の生活や健康に与える影響について国立成育医療研究センターが調査したところ、小学校高学年から中学生の子供の1割から2割に鬱症状が見られていることがわかりました。  家庭内で抱え込む傾向も浮き彫りになり、担当者は、正しく理解し、SOSを出してほしいと呼びかけています。  調査は、2021年、無作為抽出の郵送と任意のインターネットで実施し、小学5年生から中学3年生の子供とその保護者、約5,400人から回答を得ました。  その結果、郵送では小学5年生から6年生の9パーセント、中学生の13パーセントに中等度以上の鬱症状が見られ、インターネットでは小学生13パーセント、中学生22パーセントと高くなっています。  保護者への郵送調査では、自分の子供に鬱症状が出た場合、病院は受診させず様子を見るが29パーセントでした。  同センターの森崎菜穂社会医学研究部長は、コロナ禍の長期化でストレスが高い状態が続き、保護者も余裕がない可能性があると指摘。イライラしている、朝起きられないなどサインに気が付いたら、まず子供の話を聞くことが大切だ、必要と感じたら保護者はためらわず相談や受診をさせてほしいと話しています。  典型的な鬱症状を示すある子供の文章を読んで考える設問には、児童生徒の95パーセントが助けが必要な状態であると答え、自分が同じような状態になった場合、誰にも相談しないでもう少し自分で様子を見ると答えた児童は25パーセント、生徒は35パーセントでした。  また、重症度の高い鬱症状を示す児童生徒ほど、すぐ誰かに相談すると回答した割合が低く、誰にも相談しないで様子を見ると回答した割合が高かったそうです。  同センターは、子供に鬱症状が見られても子供本人やその保護者が相談や受診しづらいことがあるという知見に向き合い、家庭や学校、地域社会などそれぞれのレベルでセーフティネットづくりや啓発が急務だと指摘します。  勝山市の小中学校において、鬱症状とみられる児童生徒は確認されているでしょうか。  私は、昨年6月議会でヤングケアラーについて質問しましたが、当時はまだヤングケアラーという言葉が浸透していませんでしたので、確認された人数は少なかったようですが、調査が進むにつれて全国的に該当者数が多くなってきています。  鬱症状についても、誰にも相談したくないといった割合が高く、自分で抱え込む児童生徒が多いのではと心配されていますんで、ヤングケアラー同様、学校現場で児童生徒の表情や態度を早く見つけることが大切だと思い、質問させていただきます。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) 小中学生の鬱の状況についてお答えをいたします。  現在、勝山市において、鬱症状であるとみられる児童生徒の報告は受けておりません。  子供たちを取り巻く環境は、日々大きく変化しており、コロナ禍を初めとする社会や学校、家庭の環境変化は、児童生徒が鬱を引き起こす要因の一つであると考えております。  また、成長期にある児童生徒は、さまざまな悩みや困難さを感じていること、また複数の悩みをあわせ持っていることが想定されます。  そのため、学校においては、家庭と連携し、児童生徒の気がかりな様子について早期に発見し、適切に支援していくことが重要であると考えております。  学校では、日頃から健康観察や授業を通して児童生徒の表情や様子を観察し、先生同士で情報を共有しているほか、定期的に個人面談を行ったり、保護者から家庭の様子を聞いたりするなど、実態把握に努めています。  支援が必要な児童生徒が生じた場合には、担任やスクールカウンセラーによる面談、家庭訪問、その子に関わる先生たちと保護者による相談会などを実施するなど、チームとして対応をしております。  また、必要に応じて医療や福祉など外部機関と連携して支援を行うほか、スクールソーシャルワーカーも活用して、家庭などその子が置かれた環境への働きかけも行っております。  今後も、全ての児童生徒が明るく元気に学校生活を過ごせるように、誰一人取り残さない教育相談体制の充実に努めてまいります。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) ありがとうございました。  今、教育長から御答弁いただきましたが、学校現場ではさまざまな取り組みというか支援体制を整えておられるということで、私もまだ孫はまだ小さいんですが、まだ小学校まで行ってませんので、あれなんですが、そういう体制を勝山市でもとっていただいているということで、非常にありがたいなというふうに思っておりますが、先ほど申しましたとおり、昨年のちょうど1年前、ヤングケアラーの質問させていただいてから1年になるんですが、変な言い方ですが、ヤングケアラーというか、そういう対象の児童生徒さんがその当時よりだんだんだんだん多くなっているなというのが非常になんか、そういうニュースっていいますか、数字を聞くと非常に心が痛むといいますか、もう少し楽しく明るく学校生活をさせてあげたいなというふうな気持ちを持って、この鬱という問題にまた質問させていただきましたので、今後もいろいろ教員の先生方の働き方改革に加えて、まだまだいろんな課題が出てくるかと思いますが、それはそれとして、子供さんのためということで、今後も学校現場で対応していただけるとありがたいかなというふうに思っておりますのでよろしくお願いいたします。  最後に、教師不足についてお伺いいたします。  まず、今年の5月2日の日本教育新聞の文面をちょっと紹介させていただきます。  日本の学校教育は、崩壊寸前の危機的状況にある。例えば、コップに許容量を超えて注がれた水が、表面張力でかろうじて安定を保っているようなものだ。わずかな衝撃で周り一面、水浸しになる。  1,897校、2,558人、文科省がこの1月に発表した、昨年度当初の小中学校における教師不足数です。教職員の休職者数、時間外労働時間等々目にする数字は、学校、教職員の惨たんたる実態を示している。  教師不足の理由として、育児休業の取得、病気による休職、特別支援学級の増加などが想定を上回ったことが挙げられるようです。  しかし、それでも何とか学校教育が機能しているのは、現場で奮闘している校長など管理職を含めた全教職員の血と汗と涙の努力以外、何ものでもない。  働き方改革という言葉が定着しているが、働き方という自助努力の段階はとっくに越えている。  教職員は、国や自治体、私学は学校法人に雇用されている賃金労働者であり、自由裁量のきく事業主や経営者ではないからです。  働き方をみずから取捨選択できる立場などとは無縁の存在です。  危機的状況の解決策は、誰でも知っている。教職員定数増、業務内容削減、そして職員に見合った処遇改善の3点である。  学校、教職員の自助、共助の段階を超えて、今必要なのは、国、自治体、そして社会全体からの強力な公助である。働き方改革を返上して、多面的な支援が下での働きがい改革に移行することを切に望むとありました。  勝山市の小中学校において、教師不足はあるのでしょうか。  また、教職員で育児休業の取得、病気による休職があった場合の対応策はされているのでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) 教師不足についてお答えをいたします。  勝山市の小中学校においては、現在、福井県が配置している教員の数について、欠員は生じておりません。  また、産前産後休暇、育児休業、病気休暇の代替の先生につきましても配置されておりまして、現在、勝山市では5名の先生方が産休や育休を取得しておられますけども、代替教員の配置によって学校の教育活動の方は支障なく進めることができている状況でございます。  しかし、産休とか育休というのは、ある程度事前に人数、いつからお休みになるかということで見込めるんですが、例えば、今御指摘のように病休などを取得する教員が急に増えたりしますと、代替教員を配置することが難しくなる恐れもございます。  近年は、教員採用試験の倍率が下がるといった傾向もございまして、教員を目指す人材の減少が代替教員の不足につながっているという状況が1つございます。  そのため、県としましても、教員の志望者を増やすために教員の仕事の魅力アップ、それから働き方改革を進めているという状況でございます。  勝山市におきましても、教員に欠員が生じて学校教育に支障が出ないように情報を集めて、いろいろと配慮をするとともに、教員が健康で生き生きと働ける職場づくりに努めてまいりたいと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 吉田議員。              (8番 吉田清隆君 質問席登壇) ○8番(吉田清隆君) ありがとうございました。  今現在、勝山市内においては教員不足ということはないということで安心しましたが、今ほど答弁いただきました、やはり病休っていうのは予測しにくい状況にありますので、代替教員の方が5名ということをお聞きしましたが、それでも万が一足らないというような状況にもなりかねないのかなと思いますが、そういうことがないような、先ほど答弁いただきました、先生方が健康で生き生きとした環境をつくっていただいてということで、またそういう先生、教職員の方はもちろんですが、児童生徒も、先ほどの鬱じゃないですが、明るく楽しい学校生活が送れるような教育現場、教育環境にしていただければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。
     以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(乾 章俊君) 暫時休憩いたします。           ―――――――――――――――――――――――                 午後 2時00分 休憩                 午後 2時11分 再開           ――――――――――――――――――――――― ○議長(乾 章俊君) 再開いたします。 ○議長(乾 章俊君) 山田安信議員の質問を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 日本共産党の山田安信です。今回の質問も一問一答で行いますのでよろしくお願いいたします。  今月22日公示、7月10日投票予定で参議院選挙が実施されます。  今回の参議院選挙は、日本国憲法の三原則の一つの平和主義の問題が争点となっており、これは地方自治体にも関係する重大な問題です。  安倍晋三元首相が京都市での講演で、自衛隊について、国を守るために命をかける彼らが憲法違反のままでいいはずがないと述べ、日本共産党の志位委員長を名指しして、自衛隊は憲法違反と言いながら、いざというときには守ってもらおうといういい加減な政党だと述べたと報道されています。  そもそも安倍氏は、自衛隊が日本国憲法の下では自由に軍事行動できないから憲法違反のままでいいはずがないと述べて、憲法改正を選挙争点にしてるんではないですか。  しかも憲法に違反すると批判される戦争法を制定してきた、これらは連動してるんです。  日本が立憲主義の原則に立つ法治国家なら、安倍氏が憲法違反のままでいいのかと問いかけざるを得ない自衛隊のあり方が問題になるのは当たり前です。  そもそも自衛隊は、国際法でも認められている専守防衛に厳しく制限されているから、日本憲法には違反しないという解釈で設置してるんじゃないですか。  そうなら、現在の日本国憲法の下でも、いざというときには守ってもらおうというのが政府の解釈であり、この考え方がいい加減と言うなら、安倍首相は天に唾してるだけです。  ロシアがウクライナを侵略したことから、日本も軍事費を増やし、憲法を改正して戦争できる国にする、これが日本と世界の未来のために本当に必要なのか、本当に効果的なのか、そのほかに手立てはないのか、この判断を参議院選挙で問われる事態になっています。  そうでありませんか。市長の見解をまず伺います。  軍事だけでなく、国民の暮らしと経済の問題も大きな争点となっています。  賃金も年金も全く上がらないのに、食料品もガソリンもどんどん値上げされ、市民生活はどんどん悪化しています。  コロナとウクライナ侵略での世界経済の混乱にどう対処すべきか、これも最大の争点です。  岸田内閣の経済政策は、新自由主義から新しい資本主義へと変えましたが、キャッチフレーズの中身も何がどう変わったのか、さっぱりわからないのが最大の特徴です。  首相官邸のホームページでは、分配戦略として所得の向上につながる賃上げで成長の果実を従業員に分配するとしていました。  ところが、岸田首相は5月に突然、資産所得倍増計画で貯蓄から投資へと掲げました。  何が起きたか。賃上げ政策はなくなり、投資で所得を増やそうというんですが、マスコミもアベノミクスの株価依存の御都合主義的な政策と同じだと酷評していますが、市長は勝山市民の多くが投資で所得が増えるとお考えですか、見解を伺います。  コロナで米の生産者価格が3割も安い、1俵1万800円になり、国が生産原価は1万6,000円としているのに、これでは農業は採算が成り立たなくなります。  さらに、ウクライナ侵略戦争で肥料は2倍、燃料費も1.5倍に値上げされています。  岸田首相は、食料自給率を上げるとしていますが、今の農業政策で作付面積を増やすことが本当に可能だと市長は考えますか、見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 三屋総務課長。               (総務課長 三屋晃二君 登壇) ○総務課長(三屋晃二君) 最初に、日本国憲法の三原則の1つの平和主義が争点になっているについてお答えします。  令和4年7月10日執行予定の参議院議員通常選挙の争点につきましては、平和主義、自衛隊のあり方、憲法改正以外にも新型コロナ対策、経済・雇用対策、社会保障・医療・福祉対策など国民の関心の高い重要な課題が多数あります。  争点の重点の置き方は、与野党間でさまざまなようですが、各党及び候補者におかれましては建設的な政策議論を展開し、広く国民の信を問う選挙となるよう、選挙管理委員会の事務局を預かる市の立場として投票率向上に努めてまいります。  次に、勝山市民の多くが投資で所得が増えるについてお答えします。  令和4年6月7日に新しい資本主義のグランドデザイン及び実行計画が閣議決定されました。そのなかには、新しい資本主義に向けた計画的な重点投資の項目があり、人への投資、科学技術・イノベーションへの投資、スタートアップへの投資、GX及びDXへの投資を4本柱として投資を重点化するとしています。  4本柱のうちの1つ、人への投資の中では、賃金引上げの推進、スキルアップを通じた労働移動の円滑化、貯蓄から投資のための資産所得倍増プランの策定など6つの項目を掲げています。投資だけでなく、賃上げやスキルアップ、幅広い世代の活躍など総合的な経済政策となっています。  なお、貯蓄から投資のための資産所得倍増プランの策定については、諸外国と比較した日本人の金融資産について触れ、資産形成を行いやすい環境整備に加え、高校生や一般の方に対し、金融リテラシー向上に資する授業やセミナーの実施等による情報発信を行い、令和4年末に総合的な資産所得倍増プランを策定するとしています。  一朝一夕に投資で所得を増やすことは難しいと思いますが、金融リテラシー向上に向けた取り組みも必要と考えます。 ○議長(乾 章俊君) 鳥山農林課長。               (農林課長 鳥山健一君 登壇) ○農林課長(鳥山健一君) 参議院選挙の争点と地方自治体への影響についてのうち、食料危機に、国内生産を増やして自給率を上げることができるのかについてお答えします。  岸田首相の食料自給率を上げるという発言に対して、政府から具体的な対応策について示されておりませんが、小麦や大豆、野菜類など輸入の割合が高い農産物を転作作物として作付けすることにより、作付面積全体を増やさなくても食料自給率を上げることは可能と考えます。  また、農林水産省では、従来から食料自給率の向上を目標に掲げ、さまざまな施策を推進しているところですが、市といたしましても国の政策に準じて、省力化、効率化を進め、新型コロナウイルス感染症やウクライナ情勢の影響を受けている農業者を支援してまいります。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 今、質問さしてもらったんですけど、1点目の平和、これ憲法大原則、3原則の一つ、これについて何も答えないんですね。  今、日本が再軍備をして、第二次世界対戦の勝っても負けてもろくなことがないと、これからは戦争で国際紛争を解決するなんてことやめておこうと決めたその理念、憲法をきちんと守んなかったら、立憲主義は守れませんよ。それを答えられもしないっていうのは、私は異常な事態だなというふうに思っています。  二つ目の経済政策の問題も、投資の4本柱で進めるって言ってますけど、そもそも投資リスクあるし、勝山市民のほとんどの皆さんが、この投資できる財力あるんなら、低所得者層の10万円給付、何で起こるんですか。ゼロですか。その人たちは、ここで全く恩恵を受けないんですよ。年金生活者の方々も、所得は増えませんよ。  そんなこと理解もしないでいるのかと、私はこれで市政運営できるのかなと、非常に不安になったということだけ批判しておきます。  次に、統合する新中学校を勝山高校の敷地内に建設する計画について質問します。  4月に油谷教育長が就任をされて初めての定例議会ですので、基本的な問題も含めて質問します。  まず、中学校を勝山高校敷地内に建設する狙いについて伺います。  そもそも、勝山高校敷地内に中学校を建設する話は、いつ始まり、どんな狙いだったのか。  実は、梅田前教育長は議会の答弁で、市議会の一般質問で提案があったのが最初だと。  この提案の狙い、つまり最大の特徴は、勝山高校を存続させることだったとしています。  そこで、油谷教育長は勝山高校の存続が狙いだったという梅田前教育長の答弁と同じ認識なのか、見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  令和の時代の学校教育においては、子供同士の学び合いですとか、多様な他者と協働して主体的に課題を解決しようとする探究的な学び、さまざまな体験活動、地域の資源を活用した教育活動などを通して地域の構成員の一人としての意識や主権者としての意識を育むことなどが求められています。  このような教育の方向性を踏まえ、勝山市においては、中学校の統合にあたって地元の勝山高校と連携した教育を進めることが、中学生に求められる資質能力の育成や将来を見通した進路の実現を図る上で大きな効果を得られるものと考えておりまして、これが新中学校を勝山高校の敷地に建設して中高連携教育を進めるという狙いと、私は捉えております。  したがいまして、中高連携の効果として勝山高校への進学率が向上するといったことは当然期待できますけども、このことが最優先の狙いというふうには考えてはおりません。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 教育長、私たちは、中高連携を頭から否定はしていないし、これは大事だなという、これは同じ認識ですよ。  ただ、私はこれまでも梅田教育長の連携の話でも、勝山高校に難関大学を目指している子供たちの支援について、勝山市もいろんなことできるじゃないかと提案したこともありますし、そこはきちんとしてます。  ただし、勝山高校敷地内にくっつけなければ連携ができないという認識ではないです。  そういう点でいうと、後でちょっと質問しますけども、そういうことでまず指摘しておきます。  2つ目ですけど、実は梅田前教育長は、県内の中高連携で難関大学を目指す中学生が、連携クラスを選ばないからうまくいってないって言ったんです。  この原因は、中学校と高校が離れているからで、高志高校のようにくっつければうまくいくと述べて、勝山市の計画ならうまくいくんだと議会で答弁してきたんです。  つまり、中学校を勝山高校の敷地内につくる計画は、市外の普通科高校に進学する生徒を勝山高校に進学させたい、これで勝山高校の生徒が確保されて勝山高校が存続する。これが具体的な内容だったんですね。  そこで、油谷教育長も梅田前教育長の考え方と同じなのか、もし違うならどのような考えなのか、見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  勝山高校への進学希望者を増やしていくためには、まず勝山高校が中学生や保護者、地域の方々のニーズに応えられるように特色化や魅力化を進めることが何より重要と考えております。  今年度から勝山高校では探究特進科を設置し、「進化のまちでシンカする」をコンセプトとして、進化というのは進む進化ですけど、あとのシンカは片仮名のシンカなんですが、学習や部活動などさまざまな活動を通してシンカする4つの学びを掲げて学習をスタートしています。  この春の市内中学校からの進学率は、昨年度よりもやや増加したと伺っております。  先ほどの答弁に重なりますけど、今回の再編計画により、中高連携教育を進めることで、中学生は高校での学びや高校卒業後の幅広い進路選択について高校の教員や生徒から直接指導や助言を得ることができ、中高6年間を見通した学習を進めることができると考えています。  また、探究的な学習や生徒会行事などさまざまな場面で高校生とともに活動したり、探究特進科を初めとする勝山高校の学びに触れたりすることで、卒業後に勝山高校で学びたいと希望する生徒の増加が期待できると考えております。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 2つ目の私の質問は、同居型連携すれば勝山高校の進学希望が高まるのか、同じ認識かって聞いたんです。今の答弁、そのことに全く触れてないんですよね。連携の話やら、探究科の話はしてますけどね。そこはどうなんですか。同居型連携じゃないとだめなんですか。金津高校みたいに離れてるからだめなの、連携として。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) 同居型というのは敷地内に建設をしてという形をおっしゃってますね。  先ほどから申し上げておりますように、中高連携というのは、今、あわら地域のように離れているところでも実際行われております。  ですから、同居することだけが唯一のものではないと、それは認識をしております。  ただ、連携の効果を高める、中高が連携して教育を進める上では、やっぱり近くにいてすぐ交流ができる、移動に時間がかからない、そういう学習環境が、そっちの方が最も効果が高まると、そういうことでこの敷地内に建設をするというふうに考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 同居すれば効果高まると言いますけど、じゃあそもそも、義務教育の中学校と入試選抜する高校ではさまざまな違いがあって、だから文科省も選択性を重視してるんですよね、高志高校みたいな学校をつくっても、別の通常の義務制をつくんなきゃいけないと。  梅田前教育長は、この高志高を参考事例とし、実は議員からも私立の中高連携を事例にする意見がありますが、これは入試選抜する中学校と入試選抜なしで全員が入学する中学校、この違いを考慮せずに単純に事例比較するのは、私は不適切だと考えます。  義務教育の全ての中学生にとって、中高連携がどうしても必要な教育環境なのか、見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。
     新中学校を高校の敷地に建設して中高連携教育を進めるということは、全ての中学校に当てはまるものではありません。  中学校の設置や地元高校との連携のあり方は、各地域のさまざまな実態を踏まえて判断されるものと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 今、油谷教育長、非常に大事なことを答弁されたと思うんですけども、実は義務教育っていうのは、高校進学しない子供たちも含めて、さまざまな子供たちがいます。  実は、こうした義務教育と、いわゆる普通科しかない勝山高校、こことの違い、こういうことも含めて、文科省は実は、一般的には選択制だっていって、選べるようにしなきゃだめよと言ってるんだけども、全国の5つの事例は、選ぶも何も小規模校ばっかしなので、やむなくこれをつけたっていう特殊事例です。  じゃあ、勝山市がこの特殊事例に当たるかどうかっていう判断は、私は今後の議論でもう少し追加します。今日はちょっとやめておきます。  もう一つは、福井県教育委員会は、実は2年前に1学年4クラスに満たない、いわゆる小規模な高校も地域との連携があれば存続すると、判断基準を変えられました。  この経過は、福井県教育委員会におられた油谷教育長は一応、よく御存知だと思います。  そこで、福井県の示した地域との連携とは、市町の中学校と県立高校が同居型連携することが必ず求められる条件なのか、説明を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。  山田議員もよく御存じかと思うんですけども、県の高等学校教育問題協議会の答申では、地元市町の密接な協力を得ながら高校の魅力化・特色化をさらに進め、地域のためにできる限り存続することが望ましいという表現を使っておりますので、御指摘のようなことを条件として記載はされておりません。  ですから、地元市町の密接な協力というところが、各自治体によってどういう形がいいのかというのは、個別に考えて進めていくことだと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 今、油谷教育長がおっしゃったのは結局、地元自治体、市や町がどういう選択をするのか、これによって密接な連携とか支援とかいうものが判断されるという話であって、必ずしも高校とくっつけなきゃだめっていう条件ではないというふうに言われましたので、そうなると別に同居型連携じゃなくても中学は離れていてもきちんと地元として協力関係を持って連携していけば、勝山高校が小規模高校になっても存続するということを説明されたのが、これはもう非常に理性あるお答えだというふうに私は評価をしています。  じゃあ、別に勝高にくっつけなくてもいいという選択肢も残るということです。  誤解を受けないように、私たちも勝山高校の存続は必要だし、勝山市としても取り組むことが大事だと考えています。  油谷教育長も勝山市にお住まいになって、しかも高校教育を実践され、福井県教育委員会の幹部職員でもあったんですから、この勝山市の特徴を生かした勝山高校の連携には、私、期待をしています。  勝山高校に特進探求科って言ったっけな、失礼しました、それが設置されて、これで入学者が増えたと先ほどおっしゃいましたけども、私、こういうことも期待をしています。  こうした県立高校の取り組みは、福井県が知恵と努力を尽くすのが基本であって、市町村の中学校を同居型連携が条件だっていうのは、あまりにも安易な対応だというふうに思うんですね。  だから、先ほど答弁されたように、各自治体の判断だって言うんであれば、私、勝山市としてこれしか選択肢がないっていうのが油谷教育長の見解なのか、勝山市の事情から見てどうなのか、見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) それでは、今の御質問にお答えをします。  先ほどから中高連携のあり方とか、同居するしないの話含めて、それが必ずしも絶対条件だとか、そういったことはありませんというのは、一般的にそうであるということで、勝山市の場合は、この再編を進めるにあたっては、勝山高校の敷地内につくることが教育効果がその方が一番高いものが得られるというふうに判断をして計画を進めているというところでございますので、選択肢としてはいろいろあると思います。現在の3中学校の形を残していくというのも選択肢であると思いますし、他にもいろいろあると思うんですね。  ただ、それぞれメリット、デメリットっていうのはあるのかなと思います。  ですから、100パーセント、これが正解というものは当然いろんな施策においてもないと思うので、だから当然、我々としては、そのメリット、デメリットを考えたときの最適解っていうんですかね、これが1番ベターだというような意味の最適解として、勝山市の場合は将来の子供の数とか、それから勝山高校をこれまで応援してまいりましたので、そういったことも含めて中高が連携して進める、そのためには敷地内に建設と、そういうのがいいというふうに考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 基本的には、油谷教育長はすごく理性的な答弁をされているし、私もそこで、後でもう少し詳しく議論をします。  それが、教育委員会は決めたけども、実は市民理解が得られるかどうかっていうのも大きな柱ですよとか含めて、ちょっと後で質問します。  次に、実は、勝高同居ではなくて、中学校を適正規模にすることが、これも教育上、絶対に必要な条件なのか、それも質問したいと思うんですね。  実は、勝山市の小中学校は、全校が適正規模に満たない学校ですが、小学校は小規模校でも地域の同意がなければ強制的な統廃合はしないって決めてるんですね。  私たちも、この小学校の考え方は適切だと考えています。  油谷教育長は、3月まで県教育委員会におられて、先ほど答弁あったように、県立高校も地域の支援があれば、小規模校でも存続させるとされたんですね。  このように、小学校も県立高校も適正規模にすることを絶対条件にはしていないんです。だから、中学校も同じ考え方が成り立つんじゃないでしょうか、教育長の見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) 適正規模に関する御質問にお答えをいたします。  子供の減少で学校規模が小さくなりますと、一人一人に応じた丁寧な指導が可能となる一方で、教員数の減少や部活動の削減や制限、クラス替えなどができなくなり、人間関係の範囲が縮小・画一化するなど、十分な教育環境が維持できなくなるということが課題と考えております。  適正規模にすることが各市町の状況がございますので絶対条件とは考えておりませんが、総合的に教育効果を高めるためには必要な教育環境だと考えております。  高校の学校規模については、先ほどの県の答申において、繰り返しませんけども、できる限り存続することが望ましいとありますが、やっぱり同じような課題というのは、小規模になるとありますので、県立高校が小規模でもでもよいとしているわけではないと考えております。  答申には、そういうことは書いてございませんので、と私は考えております。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 適正規模の問題は非常に大事な話なんです。  これちょっと古い山田新聞、2018年6月議会ですけど、ここを見ていただくと、実はこれ、全国の中学校の各学年の規模がこっちです。それで、北中、中部、南中、これがこの矢印に出てきたところ、この辺にあるんですよね。  つまり、適正規模を下回る学校というのは、少子化が全国に広がってまして、実は全国の約半分近く、今でも、あと10年たっちゃうともっと私、増えると思うんですよね。  だから、中学校を適正規模にするなんていうのは、全国の状況から見て、非常に困難になると私は思うんですよね。  これが教育上、問題だって話になっちゃうと、実は10年後どうなるか、勝山市の生まれた子供は、市長、冒頭の挨拶でも去年は107人になっちゃったと、今年はさらに減るだろうという話です。  107人なら、何学級ですか。4学級。4学級30人というと120人いなきゃいけないんですよね。100はぎりぎりいっぱい。  これ以上減ったら、適正規模、できなくなっちゃう。  もし、そうすると教育が悪化するという教育長の見解であれば、勝山市は将来的に1校にしても教育環境は最悪ってまでは言わないけど、悪いっていうふうに言ってるんですよ。  私、違うと思うんです。  今、勝山市が努力すべきことは、小規模校でも全国トップクラスの教育環境を勝山市は維持していますよと、これを目指してるし、これも実践で成果も上げていますよと。  これが今の中学校3校とも適正規模下回ってますけど、主要都市とかと別にして学力テストやっても福井県はトップクラス、小規模校だから勝山市が遅れてるかっていうと遅れていない。  そうなら、ここは、こんな適正規模って文科省が示した全国一律の基準ではなくて、勝山市なりの将来を見据えた教育環境をどうつくるか、私、ここが問われてるんです。  だから私は、1学年4学級、これが適正規模にすることが絶対必要条件なのかって聞いたんですよ。  私ね、ここは教育理念としても問われると思うんで、もう一遍だけ聞きます。私が言ってること間違ってますか。勝山市は、小規模校でも心配しなくても大丈夫です。教育は責任持ってやっているし、成果もあげてるし、これからもそういう方向で頑張りますっていう、そういう考えはないんですか。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。  おっしゃることは、今現在、各学校頑張ってやっていますし、勝山市も応援していただいてると、そこは間違いないですけども、ただ一方で、やっぱり子供の数が少ないということで全て正規の教員が収まっているわけではございませんし、中学校の部活動などもチームプレーなどがなかなかできにくくなって、合同チームをつくらないといけないとか、そういうことが今起きようとしております。  ですから、今の時点でもそういった課題は発生をしているのは事実でございまして、当面はそういうこと、どう解決していくかっていうのは教育委員会やってかなきゃいけないんですが、今回、再編統合にあたっては、これを機に適正規模に戻していくと、で、勝高に敷地に ○市長(水上実喜夫君) 議長、答弁中の発言を制止してください。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員、先ほどからちょっと注意をしようと思っていたんですが、答弁中の発言は、ひとり言はちょっとやめていただきたいと思います。 ○教育長(油谷 泉君) 続けてよろしいですか。すいません、どこまでしゃべったかわからなくなってしまいました。  つまり、現在でもそういった課題というのは、だんだん現れてきておりますので、今の教育委員会の立場としては、それぞれ今年の教育どうしていく、来年の教育どうしていく、当然それはやっていかないといけないんですが、今、令和9年度を見据えて再編統合していこうというときには、子供たちにとってはやっぱり学校統合することで、人数的にも適正規模にもっていってやるということが、現在の形を続けるよりは教育効果はあると私は思っておりますので、この計画を進めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 適正規模の話は、先ほど私が指摘したように、県内の自治体でもどんどん少子化が広がってくる、お隣の永平寺町もそうですけど、そういうところを考えた場合に、この適正規模じゃなかったら教育効果が出ないとかそんなこと言うんじゃなくて、福井県どこに住んでいても教育効果が上がると、そのために教員が足りなかったら教員を配置するとか、手立てはあるんですよ、子供たちを無理矢理集めなくても。そのことを厳しく指摘をしておきます。  次に、中学校が遠距離通学になることが、人口流出の要因になる危険性について質問します。  梅田前教育長は、小学校では要因になるが、中学では問題にならないという趣旨の答弁をしてきましたが、油谷教育長も同じ考えなのか。なぜそう考えるのか。その論拠を裏付ける資料も示して、説明を求めます。  これ、教育長に伺うよりも、本当は市長かなという気もするんですけど、両方とも答弁されても結構です。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) ただいまの質問についてお答えをいたします。  私、通学する学校が遠くなると人口流出につながるというのは、今回の御質問でやりとりがあったんだなと知ったんですけど、ちょっとそういう御指摘については、関係する資料は持ち合わせておりません。  私自身は、新中学校や勝山高校との中高連携について、今の計画を進めていくことで、生徒が入学したいと言ってもらえるようなそういう魅力的なカリキュラムなど編成して、御理解をいただけるように努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 教育長がそう答えられるのはやむを得ないと思うんで、じゃあ市長に同じ質問しますよ。  実はこれ、ちょっと映してください。  勝山市立地適正化計画の表なんですけど、国は中心市街地、ここに都市機能がガーっと集約させてしまって、コンパクトシティにするんだと。その計画つくったら、いろんな補助金、そんなもんあげますよって、こんな計画だったんですね。  ところが、勝山市の都市計画審議会、私も委員になって議論しました。  勝山市、これ、非常に勝山市の実状にあった計画とした。何が違うか、実は、ここに南部地域拠点、北部地域拠点、こういうの設定したんですね。  何がこの考え方かというと、要するに市街地中心にずーっと集めてしまうと、実は南部地域だったら、スーパー含めて、南部中学校があって、そこのところが住宅エリアになってるんですね。ここ実は、大きな柱になってる。  それから、北部地域拠点、ここ実は、どこに丸うってるかといったら、荒土の新保地域です。  実はここが、スーパーもズンズンと出てくるし、新しいテナントも出てきちゃって、これ実は大きなインパクトになってる。  民間でさえですよ。そういうところに出店してるんですよ。  そういうようなことを考えた場合に、学校というのもこの立地適正化計画の中で都市機能として位置づけられている施設です。  そうですよね、木下技幹。  そこで、この考え方、私が言ってること間違いですか。教育機関はどこいったって関係ない、影響なんかしないんだっていう考え方ですか。これは実態とも違いますよ。全国の事例とも。  なんで高校を残すために、全校で頑張ってるのか。小中学校も小規模校だから自治体でも投げ出して、よそへ行けって、そんなことなってないのなぜか。それは、都市機能として住環境として非常に大切だからですよ。違いますか。 ○議長(乾 章俊君) 木下技幹。                (技幹 木下秀樹君 登壇) ○技幹(木下秀樹君) 私の方から、立地適正化計画について御説明をさせていただきます。
     都市計画審議会の方で、いろいろ御意見をいただきまして、勝山市のあり方について協議をして計画を定めております。  そのときに学校施設、山田議員おっしゃるみたいに都市機能の施設というような位置づけは全国的な間違いない話でございましたが、勝山市にあっては、今後、学校の再編等もありますので、それについては学校の施設を都市機能として入れるというようなところではなしに、計画を立てさせていただきました。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 実は、こうした都市機能、道もそうなんですけど、道を動かした途端に大きなまちの変化が起こってくるんですよ。これ、8号線なんかをみてもそのとおりですけど。  だから私は、この細長いという勝山市の実情、これで都市計画でも全国ではないような形でこういう計画を立てた。  なのに、こうした勝山市の特徴、実情を全く考慮しない中学校の統廃合は、まち壊しになる危険があるというふうに考えています。  そういう点では、もっと総合的な判断をしないと、教育効果だけを考えていたらえらいことになりますよということを指摘しておきます。  次に、時間ありませんので、質問移りますけど、去る4月の全員協議会で私は油谷教育長に、この計画は、この3月議会で当時の梅田教育長が市民の多数が反対したら建設できないと議会で答弁をされ、3月30日の勝山市教育委員会でも同様の説明をされていますが、油谷教育長はこれを引き継いでいるんですかと私質問したんですね、4月の全協で、そしたら油谷教育長もこの内容は変わっていないと答えられました。  そこで私は、梅田前教育長は、勝山高校の敷地に中学校を建設するかどうかの是非は、検討委員会の専門部会で検討すると説明したんですけども、この準備会や専門部会の役割にこの問題記載されていないじゃないかと、今後どこで検討するのかって質問しました。  たら、油谷教育長は6月2日の準備会の会議で、この問題について説明すると答えられました。  そこで、この6月2日の会議でどのような検討が行われたのか、委員からはどんな意見があったのか、議事録があればそれも示して説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  第2回の再編準備委員会、6月2日でございますが、その中で今、おっしゃいました、全員協議会での話も踏まえまして、まず私の方から委員の皆様に、この場でもう一度そのことについてお諮りをしたいという説明をさせていただきました。  その上で、委員の皆さんの意見を求めるということで、委員長の進行で進めました。  そのときに、このことについて3名の方から発言がありました。  議事録はまた、総務文教の方で資料として出させていただきますけども、また公開もさせていただきますが、その発言の要旨を申し上げますと、まずお一人目の方は、3校を1校にして勝山高校に併設することには賛成だが、スクールバスの発着場については検討が必要であるという趣旨の発言でした。  お二人目の方は、ちょっと長いですが、探究的な学び、自分から調べていく学びとか、いろんな人と関連を持ちながら勉強していく学び、そういう学びを新しい学校のメインに据えてやっていくという意味では、こういう立地の条件は適していると考える。子供たちは本当にここで学べてよかった、先生方がここで仕事ができてよかったな、保護者の皆さんがこの学校でよかったなと思えるような、そんな学校を目指して議論を進めたい。  3人目の方は、再編に関してこれまでさまざまな協議を進めてきたが、今回の再編計画では勝高への併設という一定の方向性が示された。今回、PTA部会の方で、具体的にこのスクールバスの検討にも入ったが、今までになかったくらい非常に多岐にわたるいろんな御意見をいただいている。場所の問題としての勝高への併設というスタンスにおいては、課題も指摘されているが、一定の方向性があるということで、PTA部会としては賛成できる形になると思う。基本的な考え方はいいのかなと思うが、これをさらに具現化していくにあたっては、これまでの過去の議論の中でもまだ具体的に話されてなかった部分も多々あるかと思うので、そういったようなところをぜひPTAの方からの意見をどんどん吸い上げていただいて、いろいろ議論を交えて、よりよい中学校及び高校との関係性を含めて進めていきたいといった趣旨の3人の発言をいただきました。  これを踏まえて、委員長としては、他の方々にも発言を求めましたが、特になくということで、冒頭の考え方、この形で進めさせてよろしいかということで、了解を得たと、そういった経緯でございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 今、3人の方から発言があったと。とすると、最後の3人目の方の最後の方に、これで今の計画でいいのかなという気持ちもあるっていう、ちょっとそういうふうに聞こえたんですけども、私、実は4,000人の市民の方から、この計画にはさまざまな問題があるという指摘がされているのは、教育長、御存知だと思うし、いろんな意見を具体的な問題点の指摘があってることも御存じだと思うんですね。スクールバスの問題だけじゃないですよ。  そのことが、実はこの委員会でまだ十分に意見も出ないし、どういう論点になっているのか、それを全員が御存じなのか、私らもさっぱりわからない。  まず一つ伺いたいのは、この2回目の今の3人の意見が出て、全体としてはこんな話だったと、経過は説明受けました。  そこで、じゃあこれで市民は納得して同意していると、・・・半数が反対なのでだめって言ったんだけど、ここで市民が同意したのでいいというふうに教育委員会と判断したのか、これで全ての問題は解決したというふうに考えてるのか、まず説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。  先ほど申し上げましたように、御意見踏まえまして、再編準備委員会では特に反対の意見がないということで、協議を進めていくということを確認いたしました。  ただし、先ほどの紹介させていただいた賛成に関する発言においても、さまざまな課題を踏まえて検討することが必要だとの意見もいただいておりますので、市民の皆様に御理解いただけるよう引き続き、委員会の方で協議をしてまいる所存でございます。  したがいまして、今回の確認で、準備委員会として、あるいは教育委員会として市民は納得して同意していると、おっしゃるような判断をしているわけではございません。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 非常に冷静な答弁でいいなと私思ったんですけど、まだ決定じゃないってことなんで。  で、私が不思議だと思うのが、勝高の敷地内に建設することの是非の判断を、この準備委員会が本当にできるのかっていう疑問です。  実は、平成19年の委員会の報告書では、中学校においては1学年2学級を続けてきるとき、または1学年2学級以上であっても、統廃合を望む意見があるときは、当該校区で検討委員会を設置する。そして、当該校区で意見を集約した段階で、審議会を設置するかどうかを検討する。ただし、統廃合を実施する場合には、地域の同意と長期的な展望が必須であるというふうに明確に実は決められているんですね。  そこで、まず平成19年の検討委員会の報告書の内容は尊重するのかどうか見解を伺います。 ○議長(乾 章俊君) 油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えをいたします。  平成19年の報告書以降、さまざまな御意見をいただきながら、ちょっと経緯は長くなるので省きますが、御意見をいただきながら再編検討委員会の答申をいただきまして、この再編計画の決定というふうに至っております。  これまでの経緯を踏まえまして、再編計画につきましては、この準備委員会において検討を進めてまいりたいと考えております。  ただ、平成19年の報告書といいますのは、その趣旨は、御指摘の部分ですけど、地域の意見をよく聞きなさいというような趣旨かと考えておりますので、この趣旨は踏まえて、今後いろんな説明会とかいうところで説明をし、また御意見もいただきたいと考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 実は、先ほど、平成19年の話も尊重して今後対応してくって話なんですが、実はこれを否定した決定事項ってないんですよね。これ、変えちゃうなんて話はどこでも検討されていない。  前回の検討委員会で決めたのは、勝高のところにくっつけて建てたらどうかっていうだけです。で、あとは県に聞かなきゃわかんないからという答申だったということですよね。  平成19年の報告書には、実は中学校のあり方っていうのは、当年の該当者だけの問題ではないので、関係する住民の合意を得た後に具体化の検討を始める、私こういうふうに理解をしてるんですね。PTAで、その場の人たちだけで決めちゃえって話じゃないんですよ。  後で子供さんも生まれますし、当事者はそんなに狭くないですよ。  ところが、今回の準備会の構成を見ますと、小中学校の先生とPTA代表、保育園の保護者会の代表、市民代表っていうと勝山市区長会連合会の一人だけとなっています。  しかも、有権者の2割を超える市民が勝山高校の敷地内に建設することに反対と、こういう表題の陳情に署名してるんですよ。  そもそも、この準備会が勝高の敷地内に建設することの是非の判断、可能なんでしょうか。PTAやら学校の先生だけで、これ、地域の同意だっていうことを決められるんでしょうか。  私は、準備会の委員の方々に、関係する住民の合意を得ることを担わせるというのは無茶だと思いますけども、教育長の見解を伺います。こんなことできますか、保護者会の会長に。無理でしょ。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員、残り時間あと3分10秒でございますので、答弁をいただきましてから、まとめて最後締めくくっていただきたいと思います。  油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。  今回の再編準備委員会の設置にあたりましては、市議会に委員の構成を含めまして設置条例を上程させていただき、お認めをいただいております。  これまでの会議においては、保護者代表の方からは、事前に聞いてきた保護者の意見を述べられたり、話を持ち帰って役員会などで意見を聞きたいなどの御発言をいただいております。  その再編準備委員会は、中学校の再編に向けて諸課題や準備事項について検討及び協議を行うという目的で設置しておりますので、協議結果につきましては、市議会初め、市民の皆様にもお示しして御判断をいただきたいと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 山田議員。あと1分50秒です。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 私、もう一つだけ、これ答弁の時間がなかったらいいですけど、これまでは市民の多数が反対したらできないって話で、それずっと私も頭の中にこびりついたんですけど、よくよく考えたら、実は当該校区は3校あるんですよ。南中、中部、北中と。  各統廃合の問題というのは、各中学校区、地域によって意見が違うってことも、私、あ、起こりうると思ったんですね。  そしたら、ある中学校ではこの地域同意が得られない、だけどもあと二つのところは合意だとか、もし言っちゃったら、1校の、1つの中学校区の意見は無視して、これ強行するんですか。最後、これだけ聞きます。  後は、総務委員会、またいろんな提案も説明もあると聞いておりますので、明日またやります。  ちょっと体調も良よくないので、これ以上やるとぶっ倒れそうになるので。 ○議長(乾 章俊君) 最後の答弁時間、50秒でございます。  油谷教育長。               (教育長 油谷 泉君 登壇) ○教育長(油谷 泉君) お答えいたします。  私もだいぶ疲れてまいりましたが、再編計画の推進にあたりましては、各地区によっていろいろな課題があることは考えられます。  これまで再編準備委員会や専門部会においてさまざまな課題を踏まえて、現在、協議を進めているところでありまして、新中学校の教育内容、教育環境等について今後、校区別の説明会などを通して説明をし、さらなる御意見を伺うとともに計画の推進に御理解をいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(乾 章俊君) ちょうどオンタイムでございます。山田議員。              (16番 山田安信君 質問席登壇) ○16番(山田安信君) 以上で私の一般質問を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 次に、中山光平議員の質問を許可いたします。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 中山光平です。大項目1、新型コロナ感染症対策について確認と指摘、2、勝山市立中学校再編計画についてをそれぞれ小項目一問一答で質問します。  まずは、大項目1、新型コロナ感染症対策について確認と指摘のうち、ワクチン接種歴別の新規陽性者数について確認をしていきます。  新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードに提出されていたワクチン接種歴別の新規陽性者数には、ワクチン接種歴が未記入の場合、今画面の、多分小さくて見えないと思うんですけど、下の赤線引いてあるところ、そこ今から読みます。  そこには、ワクチン接種歴別の新規陽性者数には、ワクチン接種歴が無記入の場合、令和4年4月20日までの提出データは未接種と分類されていたが、5月11日以降の提出データでは接種歴不明に分類していると記載されてます。  これつまり、4月20日までは接種歴未記入の方は、未接種に分類されていたということです。  資料をごらんください。これは、先ほどのアドバイザリーボードの資料の10万人当たりの新規陽性者数を年齢で区分したもので、縦軸が陽性者数、横軸が一週間ごとの時間軸になります。  グラフの青いものが未接種者、オレンジが2回接種者、灰色が3回接種者の数を表し、例えば、ここにはいっている点線、点線から左が未記入者を未接種者と扱っていたデータで、点線から右が訂正したものになります。修正後になります。  これ、ちょっと見にくいかもしれませんけど、パッと見てわかるように、青いものが非常に高く、つまり多く掲示されてるように見えると思います。修正前の方ですね。  修正前の方は、接種者に比べて未接種者の陽性者が2倍にも3倍にもなっています。  が、修正後は、ほぼ同じか、むしろ逆転しているところまであります。  2回接種者と3回接種者を分けているので、まだこの程度ですけども、ワクチン接種者とワクチン未接種者でわけるなら、ほとんどの年齢で明らかにワクチン接種者が多くなります。  このように、ワクチン接種歴不明の方をワクチン未接種として扱うことで、データを見るものの印象が全く逆転し、個々人の判断に変化をもたらす重要な情報と言えます。  例えば、国立感染症研究所では、同じ情報を扱っていても、ワクチン接種歴不明者を接種歴不明としてしっかりと別に扱っていました。未接種と同じにはしていませんでした。至極当然の判断だと思います。  厚労省では、なぜ接種歴不明を未接種として分類していたのか、またこの資料はどのような意図で作成されたのかお答えください。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) ワクチン接種歴別の新規陽性者数についてお答えいたします。  国の新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボートにつきましては、厚生労働省が作成、公表している資料でございますので、その内容につきましてはお答えすることはできません。
    ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) お示ししたワクチン接種歴別の新規陽性者数は、現在ではデータの改ざんなどとやゆされてしまっています。これは気づいた方にですね。  しかし、ワクチン接種者であっても、接種歴が未記入であれば、ワクチン未接種に含める、これは明らかに作為的と言われてもしょうがないと思うんですね。  そういったデータを公表してきたことを考えると、正直擁護もできません。かなりひどいデータだと思っています。  実際のデータからわかることは、つまり右側の修正後、実際のデータからわかることはワクチン接種済者のブレイクスルー感染が明らかになり、世界中で観測されている現象と合致するものでした。  異常な分類をしていた時点から受けるイメージとは真逆になっています。  しかし、80歳以上の方に関しては、未接種者よりも接種者の方が感染予防効果が認められます。新型コロナワクチンの数少ない利点と言えそうです。  とはいえ、その利点も後遺症など他のデータと照らし合わせて最終的に評価する必要があります。  次、ワクチン接種に関するパンフレットへの指摘。  厚生労働省が発行しているパンフレットの中に、今、お示ししている新型コロナワクチン接種後の心筋炎、心膜炎についてというものがあります。  このパンフレットの中段下、ここの部分、心筋炎、心膜炎が疑われた報告頻度の比較(男性)という枠で囲った中に、ワクチンを受けた場合と、左側ですね、新型コロナウイルス感染症にかかった場合に分けて棒グラフで人数が示されています。  見てもらえるとわかると思うんですが、圧倒的にワクチンを受けた場合の心筋炎、心膜炎の数は少なく、1番多くてもモデルナ製ワクチンを受けた10代の28.8人です。  一方、比較されている新型コロナウイルス感染症にかかった場合では834人となっています。  このパンフレットを見ただけでは、ワクチン接種した方が29倍も心筋炎、心膜炎を発症せず、新型コロナワクチンが安心安全のように見えます。  しかし、このパンフレットには数値や算出方法が書かれていないので、それを確認していきます。  国会で厚生労働省の佐原康之健康局長が次のように答弁しています。  このグラフを見て、この数値は、全国の医療機関に入院した新型コロナ患者さんの情報を収集しまして、2021年5月31日時点のデータから必要な情報を抽出し、算出したものでございます。  集計可能であった15歳から39歳までの男性が4,798名おりまして、心筋炎、心膜炎を合併したと考える方が4名であったことから、4,798人中4名、すなわち100万人当たりで算出して834人となっています。  以上が答弁内容です。  この答弁をもとに、パンフレットをもう一度確かめていきたいです。  パンフレットでは、新型コロナウイルスにかかった場合と書かれているのに、実際は先ほどの答弁から入院者数であったことがわかりました。右側ですね。入院者数である4,798人を分母にして計算されています。  新型コロナにかかった場合と記載されているならば、通常であれば陽性者数である30万人、30万になるんですが、30万人が分母でなければおかしい。  パンフレットの文言に沿うように陽性者数30万人で計算し直すと、新型コロナウイルスにかかった場合の心筋炎、心膜炎の人数は100万人当たり13人となります。  次に、比較対象の問題もあります。  左側にワクチンを受けた場合と比較するならば、通常、右側はワクチンを受けていない場合であるべきです。  また、ワクチンを受けた場合では、下、ここを見ていただきたいんですけど、10代、20代と記載されてます。  その一方、新型コロナウイルス感染症にかかった場合、右側では、ここを見てください、そこには15歳から39歳まで、39歳まで含めて計算しているんです。  一方は20代まで、一方は39歳まで。かなりおかしいですね。比較している年代すら合わせていません。  まとめると、入院者数を新型コロナウイルスにかかった場合と偽って分母を入れ替えている。  次に、たった4人の実数を834人に見せて、その計算式も記載していない。  次に、比較対象の取り方も恣意的であり、感染症にかかった場合の年代を多くして計算されている。  このように、いい加減なデータでは正しく比較し、判断できるわけがありません。  この問題に気づき、去年からSNSなどを通じて指摘し続けてきた宝塚市の医師の方には、本当に頭が下がります。  この宝塚市の医師が、総務省の人口統計や厚生労働省審議会予防接種資料を使って計算し直したものがあるので提示します。  モニターに写ってる画像の上側が、先ほどのものです。厚生労働省のパンフレット、そのままです。この下側が、正しく計算し直し、文言を直したものです。  説明いたしますと、ワクチンを受けた場合、左と、ワクチンを受けなかった場合の右で比較してみます。そして、ワクチンを打った場合の分子が心筋炎、心膜炎の報告者数、分母が10歳から29歳のワクチン接種者にしてあります。そして、それを1,000万人当たりで計算すると、ファイザーを打った場合147人、モデルナを打った場合387人、合わせると534人になります。  一方、右側、ワクチンを受けなかった場合の分子は厚労省の説明どおり4人、分母が同じく10歳から29歳の2,266万人、これを1,000万人当たりで計算すると1.8人になります。  文言や人数を正確に比較計算すると、ワクチン未接種者と比較して、ワクチン接種者は心筋炎、心膜炎の発症数が296倍にもなる結果が得られました。  以上のような実情を誤解させてしまうどころか、一般の方から、これ詐欺グラフとかやゆされてるんですけど、こういったパンフレットが全国的に出回ってる状況ですけども、勝山ではこういったものを使用されているのか、または使用されてきたのか確認させてください。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) ワクチン接種に関するパンフレットへの指摘についてお答えいたします。  心筋炎・心膜炎につきましては、接種券送付時に国が示した新型コロナ予防接種についての説明書を送付し、若い方、特に男性に心筋炎や心膜炎が起こることがあることを周知しております。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 再質問します。  勝山で配付している、今ほどおっしゃったパンフレットには、先ほど示したような計算に基づいた数字などは記載されているでしょうか。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) 市の方から配付しておりますパンフレットには、入っておりません。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 実情と乖離したイメージを与える情報が勝山市から発信されていなくて、ほっとしています。  今後とも、市民に周知する情報に関しては、非常に慎重に進めていただきたいと思います。  次に行きます。  そのまま、ワクチン接種の進め方と題して質問します。  ファイザー社のワクチン添付文書が今、画面に映ってると思います。  説明では、交互接種に対して、初回免疫として、赤い部分、ここ2つ見てください、右側が改正前、左が改正後になります。4月に改正されました。  ここには、交互接種に対して、初回免疫としての他の新型コロナワクチンを接種したものに追加免疫として本剤を接種した臨床試験は実施していない、これが改定前です、という説明がされていたが、令和4年4月には、他の新型コロナワクチンを接種したものに追加免疫として本剤を接種した際の有効性、安全性は確立していないと改定されました。  多少の文言は違えど、これはコミナティ筋注、ファイザーですけども、他のものも、モデルナもノババックスも同様の説明がされています。  製薬会社が交互接種の有効性、安全性は確立していないと改定前よりきつくなったわけです。  改定したにもかかわらず、種類よりスピードという標語を掲げて邁進していくことに非常に疑問があります。  改定された最新の説明を広報してはいかがでしょうか。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) ワクチン接種の進め方についてお答えいたします。  ワクチンに関する広報につきましても、新型コロナ予防接種についての説明書で周知をしております。  説明書には、ワクチンの効果と投与方法、注意点、副反応等について記載してあり、それ以上の詳細な内容につきましては、厚生労働省のホームページをごらんいただくよう御案内しております。  添付文書の改訂につきましても、詳細な内容と思われますので、ホームページで御確認いただきたいと存じます。  ワクチン接種につきましては、さまざまな意見や情報がありますが、市としましては、市民の皆様が安心して接種できるよう情報提供してまいります。  また、ワクチンの感染予防効果等は、時間の経過に伴い徐々に低下していくことがわかっていますので、接種時期が来た方から早めに追加接種していただくよう呼びかけてまいります。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 何というか、こういう質問というか答弁もなれたというか、毎度そのように言われてしまうんですけども、例えば、勝山なんか特に、ホームページとか調べて打つということが難しい方ってのは多いんじゃないでしょうか。やっぱ、その土地柄っていうのはあると思うんで、やはり勝山市は勝山市の、市民に寄り添ったやり方というのが私は必要に感じます。  そういったことをしていかないと、本当に目指す安心安全というものが遠ざかっていくんじゃないかと、そのように考えています。  また、先に挙げたアドバイザリーボードの接種歴未記入者を未接種に加えた件や厚労省が作成した全国的に使用されている心筋炎、心膜炎のパンフレットの件など、厚労省自体やその関係の深い機関から出ている情報が信用できないとなると、これまで指摘されてきた資料以外の部分も同様に疑ってしまいます。  そういった疑念が、最初、本会議のときに市長も言ってましたけど、若者がワクチンを打ってくれないと、そういった疑念が若者の新型コロナワクチン接種に消極的な理由の大きい部分を占めるんじゃないかと、そのように私は考えています。  メインストリームメディアや、主要メディアですね、行政から得られない情報は、ツイッターやユーチューブなどでコミュニティをつくって、そこで厚労省から出ているデータをシェアしあって、自分や身近なものを守りあってるんです。  安心安全を市民みずからが求めてつくっていかないと得られないんです。  この状況に、僕は以前から問題だと言っているんです。  本来、提供するのは行政やメディアであるはずです。ここではメディアのことはいいですけど。本来は、行政が与えられるもんだと私は思ってます。  少なくとも、先ほどの添付文書に関しては、調べなくてもいい。その前のデータでしたら調べないと、本当にこれが正しい数字なのかってわからなかったけど、添付文書なんかはそのままじゃないですか。ちょっと記載するだけですよ。  そうやって、行政やメディア、議員が信頼されてないっていう現実があります。  これは本当に議員も含めてやと思います。各自治体でもこういうこと言うの、一人いるかどうからしいんで。  ちょっと再質問させてください。  ワクチン接種歴別の新規陽性者数の未記入者を未接種に加算していた件、パンフレットの新型コロナワクチン接種後の心筋炎、心膜炎について記載されている誤解を招く文言と食い違う数字を使ったデータ、新型コロナワクチン添付文書が改定されても周知しない市政、これらは市民の安心安全のために必要な情報であると私は捉えてます。  市はどう考えておりますか、聞かせてください。 ○議長(乾 章俊君) 西福祉政策幹。              (福祉政策幹 西美智子君 登壇) ○福祉政策幹(西美智子君) 先ほども担当課長の方からお答えさせていただきましたけども、こちらはお答えのとおりです。  それと、市民に対しての心配事、そういったことがあれば、電話の相談も受けておりますし、直接来ていただくなり、丁寧に心配事に対しては対応させていただいておりますし、今後もそういった姿勢を貫いていこうと思っております。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) そういう姿勢はもちろん素晴らしい姿勢だと思うんですね。  私が言っているのは、例えば、知らないことを質問するって難しいと思うんです。  こういった情報を、例えば、メディアとか行政とかどっかで見ていなかったら、質問もできないんですよ。情報がなかったら、質問ってすごい難しいですよね。  なので、まず知らせていく。そこで、本当に大丈夫なんですかとか、本当に問題ないんですか、どれぐらい報告されてるんですかとか、やっと質問出てくるんですよ。違いますかね。  まず、出していかないと、絶対に対応できません。  僕、結構前から、コロナ対応とかワクチン含めて言ってきてますけど、一貫して言ってるのは情報の格差の問題だと僕は思ってるんです。
     別に、ワクチン打てとか、打つなとかそういったことは言ってるつもりは全くありません。  任意である以上、そしてこれがまだデータが少ないワクチンである以上、出していって、で、市民が選ぶ、情報を見て市民が選ぶ、このプロセスを取らなかったら、任意もくそもないじゃないですか。  リンゴとイチゴしか知らない人に、どっちがいいですかって言ったら、まあどっちかから選びますよ。  でも、ブドウを知っていたらブドウを選ぶかもしれません。  もちろん、全てのデータをってなると膨大な量になります。だから、全てを出せとは言いません。  ただ、先ほども言いましたけど、添付文書なんかは非常にわかりやすいと思いますよ。改定前、改定後、行政にもそこまで負担かからないんじゃないかって、ごめんなさい、知らないながら思ってるんですけど。  そういう姿勢が、これまでずっと見えてこないんです。  先ほど言った、ユーチューブとかツイッターとかを使ってコミュニティをつくって、そこでデータをシェアしあってっていうのは、やはりそういったアプリですとか、機器とかを使える方に限るんですね。  そうでないところを補完していくっていうのが、小さい、小回りのきくって言うといいかなと思うんですけど、小回りのきく行政のやり方なんじゃないかなと思うんです。小さい行政のよさだと思うんですよ。寄り添いやすいと言いますか。  当然、情報をあまり扱えない人たちってのが、勝山は多いってのは絶対御存知ですよね。  若者が少ない、やっぱり若い人の方がこういった機器は使いますから、ネットに関しても、なので、そういった使えない人にもわかる形で出していく。  これまでのように、メリットだけのように僕は見えています。だけは言い過ぎですけど。メリットが非常に多く見れるように、僕には見れる情報に思えてしまいます。  例えば、ワクチン3回目以降を接種していく中で、ヨーロッパの方では、それによって免疫が落ちていくんじゃないかという勧告も出てます。  そういったことを考えたら、簡単に打ってほしい、打ってほしいって言えてしまう気持ちが、正直、僕にはわかりません。  行政みずから情報を出していくという、そういったつもりはありませんか。 ○議長(乾 章俊君) 西福祉政策幹。              (福祉政策幹 西美智子君 登壇) ○福祉政策幹(西美智子君) お答えいたします。  今までも情報はホームページ等、それとワクチン接種のとき、そしてワクチン接種のときにお待ちいただいている間、そういったところで皆さんにボード等で説明もさせていただいております。  やはり、情報リテラシーの差っていうのはあることはよくわかっております。  その穴を埋めるというのは、やはり一人ずつ、心配事、それに対する心配なところを御相談いただいて、それを一つずつ一緒にお話してくっていうのが、そういう情報の格差を埋めていくものだと思いますので、こちらはホームページと、その人によってそれぞれ情報の取り方っていろいろあると思うんですね。  ですから、そこら辺は電話相談、それとか個別に来ていただいてお話を聞く、もうそれしかないと思っております。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 今のに、もう一度何か言いたいことがあったんですけど、ちょっと次の質問にもかぶってるんで、次の質問に行きます。  ワクチン後遺症についてです。  ワクチン接種直後の副反応だけでなく、何ヶ月も長引く症状で苦しむ方々がいます。  しかし、後遺症とは言わず、遷延する症状という曖昧の言葉を当てはめられているのが現状です。そこに疑問があります。  質問です。新型コロナワクチン接種後の副反応と遷延する症状は、どこで線引きされるんでしょうか。遷延する症状に対し、保障はあるでしょうか。  また、遷延する症状には、どのような症状があるかを周知し、症状に苦しむ方が補償を受けやすい状況づくりをしていただきたいと考えています。  また、遷延する症状を訴える方に対応する診療体制の構築は進んでいるでしょうか。  以上お願いします。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) ワクチン後遺症についてお答えいたします。  新型コロナワクチン接種後の副反応と遷延する症状の線引きにつきましては、定義が示されていませんのでお答えできません。  遷延する症状に対する補償につきましては、ワクチン接種後の副反応により健康被害が生じ、それが予防接種によるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく救済として医療費や障害年金等の給付などが受けられます。  いずれも市が相談窓口となり、市の健康被害調査会をへて、国の疾病・障害認定審査会にて審査、認定されます。  また、遷延する症状についての周知につきましては、新型コロナワクチン接種後の副反応について、リーフレットや広報、ホームページ等で周知を行っております。  新型コロナワクチン接種後、倦怠感や頭痛、筋肉痛等の症状が長く続く場合は、まずは、かかりつけ医に相談していただきたいと存じます。  また、副反応に関する福井県の診療体制は、専門的な医療機関として福井大学附属病院が位置づけられ、かかりつけ医からの紹介をもとに総合的な診療をする体制となっております。  いずれにしましても、体調に不安を持つ方の症状に応じて適切な対応ができるよう、県や市の相談窓口を周知するとともに、医療機関と連携し、対応してまいります。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 6月10日の時点で、厚労省のデータを見ると、ワクチン接種後の副反応、死亡例ですね、ファイザーの場合は接種回数2億1,141万7,294回、副反応疑いは2万8,767件、死亡1,565件。モデルナ、接種回数6,322万3,453回、副反応疑い4,928件、死亡148件。合わせて副反応疑い、3万3,695件ありますけども、このうちのほとんどがまだ、副反応疑いのままです。  で、名古屋市の方で、御存知だと思いますけども、副反応相談窓口、3月からやられています。  3月から6月3日までの間で、相談件数が1,072件あったそうです。そのうち、医療機関への紹介というのは628件ありました。  ここでちょっと気になったのは、実はこれ、全国から相談が寄せられてるそうなんです。  もしかしたら、この名古屋の相談窓口に問い合わせた方は、自分の自治体にそういった情報ですとか、相談するところがなかったのかもしれませんが、ここがそうだというわけじゃないですよ。  なので、情報というのはやっぱり、こちらからこういう状況があるよというのを周知しなければ、相談できないっていう部分もあると思います。  同時に、この件から言えるのは、やはり、遷延する症状っていうのは、そこまでやっぱり大多数ではないとは思います。  しかし、これからも情報の出し方、例えば、この後の中学校再編の話もちょっとそれに近いところがあるんですけども、情報の出し方、情報の収集の仕方っていうのが、今、IT化、IT化って言ってますけど、やはりどこもうまくいけてない部分がある。これは、健康体育課に限らず、今後の課題となっていくと思います。  私からも、こういったアイディアがあるといったときには、もちろん提示していきますので、一緒にこういった情報格差の問題、それを埋めるために行動していけたらと思います。よろしくお願いします。  次に、マスクの使用基準について質問します。  マスク着用は、生活の多くの場面で推奨されていますが、着用できない方、病気とか小さい子供の方ですね、への配慮は考えられているのか。  また、最近増えている熱中症など、体調管理は新型コロナだけの問題ではありませんが、新型コロナとの兼ね合いをどう考えているか教えてください。 ○議長(乾 章俊君) 木船健康体育課長。              (健康体育課長 木船栄士君 登壇) ○健康体育課長(木船栄士君) マスクの着用基準についてお答えいたします。  先日、厚生労働省より示されたとおり、身体的距離が確保できる目安2メートル以上の距離が確保できる場合とできない場合、屋内と屋外、会話のあり・なしの状況により、着用の考え方が変わることになります。  例えば、屋外において、距離が確保できる場合にはマスクは不要となり、確保できない場合でも会話がない際には、同じく不要となります。  夏場の熱中症リスクや子供のマスク着用による体調変化等への懸念を踏まえた内容となっております。  また、以前から県のホームページで啓発しておりますが、障害や病気によりマスクの着用が困難な方には、何か事情があるかもしれないと想像してみるなど、これからもお互いに思いやりの心を持つことが必要だと考えます。  周囲や自身の状況によって、マスクをつけたり外したりすることにより、新型コロナウイルスへの対応とともに、熱中症のリスク軽減につなげることが大切であると考えます。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 自分の体調は自分で判断しなければならないという状況は多くあります。  生活の中で、新型コロナ対応が強く取り沙汰されている環境ですから、個々人の体調を考えて柔軟に状況に対応していただき、また行政においても個々人が判断しやすいよう周知していく必要があると考えます。よろしくお願いします。  次に、大項目の2番、勝山市立中学校再編計画について質問します。  これまで市民や議員、福井県高等学校教職員組合などから指摘されてきた問題は解決しておらず、市の回答であるQ&Aなどにも納得していない市民が多数おられます。  そんな中で、勝山市立中学校再編計画を決定という言葉を行政が使ったことで、戸惑いや不安を訴えている方が多くいます。  その不安というのは、今後協議されていく中で問題が見つかった場合も、決定したのだからと強引に推進されてしまうのではないかという意味を指します。  そこで、改めて考え方、進め方を確かめたいです。  これまで議会、委員会の中で、計画に問題がある場合は変更や中止もあり得るという答弁があったが、変更はあるでしょうか。  また、勝山市政において、勝山市民が抱える不安にどう対処していくつもりでしょうか、お聞かせください。 ○議長(乾 章俊君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) ただいまの御質問にお答えいたします。  昨日の久保議員からいただきました一般質問と重複するところがございますが、もう一度申し上げます。  3月定例会におきまして、梅田前教育長がされた発言につきましては、今後、再編計画に沿って協議を進めていく中におきまして、市議会または再編準備委員会等におきまして、このまま進んでいくことが困難であるというようなケースがもし出てきた場合につきましては、その部分について見直しをすることはあり得ると、そういう発言でございます。  その意味におきまして、これまでに開催してまいりました再編準備委員会、専門部会、ワーキングチームにおける協議におきましては、課題の洗い出しも当然行っておりますが、現時点でまだ修正等に至るような議論までは出てきておりません。  今後は、これまでにいろいろいただいております課題等も当然踏まえた上で、さらに具体的かつ専門的な協議を進めていきたいと考えております。  また、中学校再編につきまして市民の方が抱えている不安への対処の御質問につきましてですが、先日の全員協議会でもお示しさせていただきましたように、再編準備委員会等の議事録、あるいは使われた資料、その他内容は全て市のホームページで公開するとともに、もう少し協議が進んだ段階におきましては、改めて協議の内容であったり進捗状況、そういったものにつきましては市民説明会等を開催いたしまして、市民の皆様の不安であったり疑問に少しでもお答えできるような場をつくっていきたいと考えております。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 今ほど、準備委員会の中でも、これから協議していくということで、まあまだ始まったばかりですので、つっこんだ質問は今はまだできないので、また次まいりたいと思います。  現在の3中学校ないし勝山高校の状況と計画されている新中学校を勝山高校敷地内に同居させた場合では、どちらが子供にとってよりよい環境となるかは議論、検討されているのでしょうか。お答えください。 ○議長(乾 章俊君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) ただいまの質問にお答えいたします。  3中学校の状況につきましては、令和元年度に出ました勝山市立中学校再編検討委員会の答申が出るまでの長い期間におきまして、その時点、その時点において生徒数であったり、将来の生徒数の推計であったり、そういったものを資料として提出し、説明をさせていただいた上で協議をしてきていただいております。  さらに、昨年度策定いたしました勝山市立中学校再編計画の中におきましても、3中学校の生徒数の現状・将来の人口推計及び勝山高校への進学率であったり現在、中学生の進学先、どこへいっているのか等といった資料を添付させていただいておりますし、その内容につきましては、市議会におきましても昨年の夏にやりました市民説明会等々におきましても説明し、御意見をいただいております。  勝山高校の敷地内に新中学校を併設するということにつきましては、先ほど申し上げました勝山市立中学校再編検討委員会の中で協議を十分された上で、令和元年度に答申をされたものでございます。  この答申を受けて策定させていただきました、昨年度の勝山市立中学校再編計画におきましても、中高連携を進めていくベストな選択であるという考えのもとにおきまして、検討を進めることとしております。  先ほど教育長の方からも答弁がございましたが、6月2日に開催させていただきました第2回の中学校再編準備委員会におきましても、併設の是非を改めてお諮りをさせていただいたところでございます。  その時点におきまして、特に反対意見というのはございませんでしたので、今後も併設を前提とした協議を進めていくというところを確認させていただいたとこでございます。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 今ほどの回答の中で、検討委員会という言葉がありました。  例えばですけど、この計画も掘り下げれば大分、昔からやられてることで、そこに僕ちょっと隔たりといいますか、ギャップができてるようにも感じているんですね。
     つまり、例えば短い期間、数年で計画を立てていたのであるならば、そこで協議されている人や考え方、時代というものをあまり推移していないので、最初の方に決めた決め事がスムーズに行けるのかなと。  ただ、今回の場合は結構、時間による隔たりができてしまったので、それが市民との考え方のギャップにも直接つながってしまってるのかなと、そこをちょっと危惧しております。  それも踏まえて、次の質問にまいります。  現在、市民と行政の思いには、大きな隔たりができています。  その原因の一つとして、双方の意見や情報のやり取りが円滑でなかったことが大きく関係していると考えられます。  これまでの説明会のやり方では、子育て中の家庭など忙しい方の参加が難しかったのではないでしょうか。  この問題の解決に向けて、例えば、学校の催しに保護者方が集まっている状況に乗じたり、学校の配付物等を通じて情報を知らせる、意見を募るといった方法は考えられないでしょうか。  これですと、PTA役員のみならず、多くの保護者の方から意見を収集することができます。また、そういったことが、この大きいギャップができた中では必要ではないかと考えています。  そこで質問です。  準備委員会で使われた資料や委員の意見は、市民の関心が高く、積極的に共有していくべき情報だと考えるが、どのように扱っていくか。これ、先ほどありましたね、答弁。すみません。  また、情報の周知方法や市民からの意見の集め方に対してはどのように考えているか、お答えください。 ○議長(乾 章俊君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) お答えいたします。  再編準備委員会に使われました資料、あるいは議事録、その他もろもろにつきましては、市議会と同様に全て市民の皆様へ公開する予定でございます。  現在、公式ホームページでの公開準備も進めているところでございますが、市の公式SNS等も活用しまして、そういった更新の情報などもできるだけその都度お知らせしていくようなことも必要かなと考えております。  また、協議内容を少しでもわかりやすく見せるような工夫というのも必要かなと考えておりまして、それにつきましても現在、いろいろと検討しているところでございます。  また、御提案でもございましたが、保護者等への説明、例えば、保護者等への説明会へのお知らせ、開催しますよというようなお知らせ等々につきましては、学校というところにおいて最も有効な手段、いろいろあると思いますが、お知らせする手段、有効な手法を用いて広くお知らせをしていくということとともに、御提案をいただきましたようないろんな機会を捉えて開催していくということも検討してまいりますし、その場その場におきましていろんな意見も聴取していきたいというふうに考えております。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) すみません、ちょっと含みというか幅があったように感じたので、もう一回だけ再質問させてください。  例えば、その周知する際に、今ほど私が言ったように、PTA役員のみならず一般の方からも収集していくということでよろしいですかね。というのが1点。  もう1点が、先ほどの健康体育課への質問ともちょっと近いんですけども、ホームページという周知の方法ですと、アクセスしづらいですとかいう話があるんで、お話の中にあったわかりやすく周知していくっていうのがそれに当たるかと思うんですが、例えば紙媒体で配付していくとか、そういったふうに捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(乾 章俊君) 北川教育委員会事務局長。            (教育委員会事務局長 北川昭彦君 登壇) ○教育委員会事務局長(北川昭彦君) ただいまの再質問にお答えいたします。  市民への周知の方法ということに関しましては、当然ホームページ等も考えております。  あとは、いろいろと広報紙なんかも交えてやっていきたいというのがまず1点でございます。  あと、少しでもわかりやすい方法、周知する方法というものにつきましては、先ほども申し上げましたが、これから検討はしていきたいと思っておりますが、できればなるべくわかりやすい要約したものというのをつくりたいと考えています。それがうまくつくれれば、あまり分厚いものなんかどうしようもないと思いますので、できるだけわかりやすいもの、簡潔なものができたら、それはホームページでも公開をいたしますし、できれば紙媒体で、例えば広報に載せるとかそういったことも検討していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(乾 章俊君) 中山議員。              (2番 中山光平君 質問席登壇) ○2番(中山光平君) 今後も、そういった市民とのギャップを埋めていって、よりよい計画にしていく必要があると思いますので、どうかその周知方法、意見の収集の仕方など工夫していって、円滑に進めていきたいと思います。どうかよろしくお願いします。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(乾 章俊君) 以上で一般質問を終結いたします。             ――――――――・―――――――― ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第2、議案第10号から日程第11、議案第9号までの10件を一括議題といたします。 ○議長(乾 章俊君) まず、議案第10号、勝山市過疎地域持続的発展計画の策定について、提案理由の説明を求めます。 ○議長(乾 章俊君) 谷内未来創造課長。              (未来創造課長 谷内英之君 登壇) ○未来創造課長(谷内英之君) 上程されました議案第10号、勝山市過疎地域持続的発展計画の策定について御説明申し上げます。  本案は、過疎地域である本市の持続的発展に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、過疎地域の持続的発展の支援に関する特別措置法第8条第1項の規定に基づく勝山市過疎地域持続的発展計画の策定について、議会の議決を求めるため、本議会に提案するものでございます。  説明は以上です。 ○議長(乾 章俊君) これより、ただいま議題となっております10件に対する質疑に入ります。               (「質疑なし」と呼ぶ者あり) ○議長(乾 章俊君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。 ○議長(乾 章俊君) ただいま議題となっております各議案については、お手元に配付の委員会付託表のとおり、議案第1号を含む3件を予算委員会に付託いたします。議案第4号を含む4件を総務文教厚生委員会に付託いたします。議案第2号を含む3件を建設産業委員会に付託いたします。 ○議長(乾 章俊君) 次に、日程第12、請願陳情について報告でございますが、6月8日までに受理いたしました請願陳情は、お手元に配付の請願陳情文書表第1号のとおりであります。それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。 ○議長(乾 章俊君) 以上で、本日は散会いたします。           ―――――――――――――――――――――――           午後 4時10分 散会...